AirTrunk、東京六本木に新しいオフィスを開設
データセンターのリーダー企業であるAirTrunkが、東京の六本木ヒルズ森タワーに新たなオフィスを開設しました。この移転は、日本を含むアジア太平洋及び中東地域における同社の事業拡大を象徴する重要な一歩です。
新しいオフィスは43階に位置し、前のオフィスの3倍の広さを誇ります。これは、急増する従業員数に対応できるよう設計されており、デジタル化を推進するAirTrunkの使命を反映した空間となっています。特に、世界水準の作業環境を提供し、イノベーションを促進するための多目的なコラボレーションエリアが用意されています。ここからは、富士山や東京タワーを望む絶景が広がり、社員に新たな視点やアイデアを提供する環境を整えています。
AirTrunkの日本代表である松下典弘氏は、「設立時の小規模なチームから、今では大規模な業務をこなせる組織へと成長しました。人材への投資や体制の整備を行い、お客様に求められるニーズへ確実に応えていく所存です」と語ります。
新オフィスの開設は、日本が掲げている「AIと持続可能なデジタルインフラの拠点」となる目標へのAirTrunkのコミットメントを象徴しています。日本に進出以降、同社は15億7000万米ドル以上をデータセンターキャンパスに投資。今後、さらに80億米ドルを投入し、将来の成長をサポートする計画も進行中です。
また、AirTrunkは、国内で「Great Place to Work®」の認定を受けるなど、働きやすい環境づくりにも力を入れています。現在、100名以上の社員が在籍し、今後はさらに人員を倍増させる計画です。これは、急成長するクラウド及びAIインフラ市場に対応するためです。
持続可能性への取り組みも強化されています。AirTrunkでは、MLSの建設費を日本初のグリーンローンによって調達するなど、環境に配慮した運営を行っており、2050年までにカーボンニュートラルを実現することを目指しています。また、地域貢献にも力を入れ、STEM奨学金制度やAI教育支援など、多岐にわたる社会貢献活動を展開しています。
経済産業副大臣の山田賢司氏も移転式典に出席し、「AirTrunkのような企業とのパートナーシップが、日本のデジタル化の未来にとって非常に重要です」と述べ、同社の持続可能なデジタルインフラへの貢献を高く評価しました。
AirTrunkは、信頼性、レジリエンス、革新性に富んだAI拠点としての役割を推進しており、今後も国内のデジタルインフラの整備及び国際競争力の強化に貢献していく所存です。