シード、奨学金返還支援制度導入で社員の経済的負担軽減と人材確保に繋がる
コンタクトレンズメーカーの株式会社シードは、2025年度から新たな福利厚生制度として「奨学金返還支援制度」を導入すると発表しました。この制度は、30歳以下の正社員を対象に、奨学金返還の一部を会社が負担するもので、最大12.5年間、総額225万円の支援を受けることが可能です。
近年、高騰する物価や学費の影響で、奨学金返済に悩む学生や社会人が増加しています。シードはこのような社会情勢を踏まえ、社員の経済的負担を軽減し、働きやすい環境を整備することで、優秀な人材の確保と定着率向上を目指しています。
制度概要
本制度は、特定の要件を満たす30歳以下の正社員が対象となります。返還額は奨学金の残高に応じて決定され、最大で年間18万円、最長12.5年間の支援が受けられます。会社は、独立行政法人日本学生支援機構に直接返還金を支払います。
期待される効果
この制度導入によって、シードは以下のような効果を期待しています。
社員の経済的・心理的負担軽減: 奨学金返済の負担が軽減されることで、社員は経済的な不安を取り除き、仕事に集中できる環境が整います。また、心理的な負担も減少し、より高いパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。
人材確保・定着率向上: 充実した福利厚生は、優秀な人材の採用において大きな魅力となります。この制度は、競争力の高い企業として、優秀な人材の確保・定着に貢献すると考えられます。
社員のエンゲージメント向上: 企業が社員の成長を支援する姿勢を示すことで、社員のモチベーション向上と、企業への忠誠心向上に繋がります。
自己投資の促進: 返済に充てる予定だった資金を、自己投資、例えば資格取得やスキルアップのための通信教育などに活用できるようになることで、社員の成長を促進し、ひいては企業全体の競争力強化に繋がります。
シードのその他の福利厚生
シードは、今回の奨学金返還支援制度以外にも、様々な福利厚生制度を導入し、社員の働きやすい環境づくりに力を入れています。具体的には、資格取得奨励制度、自己啓発支援制度、学位取得奨励制度などがあります。2024年6月には新本社ビルが竣工し、ウェルネスラウンジやカフェテリアも設置されました。
まとめ
シードの奨学金返還支援制度は、社員の生活を支えるだけでなく、企業の成長にも繋がる画期的な取り組みです。この制度を通じて、シードは社員の成長と企業の発展を両立させ、持続可能な企業を目指していくでしょう。今後の展開に注目が集まります。