カンター・ジャパン、日本市場に携帯電話調査を導入!12ヵ国での調査開始
株式会社カンター・ジャパン、日本市場の携帯電話動向を把握
株式会社カンター・ジャパンは、携帯電話およびスマートフォン市場の購買・使用動向を調査する「カンター・ワールドパネル・コムテック(通称:コムテック調査)」を日本で開始します。2023年11月から、月次で約1万人の調査対象者を予定し、年内にも企業へのデータ提供を開始する計画です。
調査の背景と目的
日本では、スマートフォンが登場する前は多機能携帯が主流でした。外資系メーカが市場に参入しても成功を収めることが難しい状況が続いていました。しかし、スマートフォンの普及により、日本市場でも外資系メーカーが進出し、日本の端末メーカーもグローバル展開を図るようになっています。特に、ソフトバンクによるアメリカ企業の買収など、海外市場への進出が活発化しています。
こうした動きを受けて、カンター・ジャパンは、イギリス・ロンドンに本社を置くカンター・ワールドパネル社と協力し、12ヵ国を対象にした「コムテック調査」を日本でも実施することを決定しました。この調査により、通信事業者や端末メーカーは市場の最新動向を把握でき、戦略的な意思決定を支援することが期待されます。
コムテック調査の特徴
1. 12ヵ国を対象にした調査
コムテック調査では、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、中国、オーストラリア、日本の12ヵ国を対象としています。各国の消費者の購買動向や利用状況を細かく分析し、調査を行います。
2. 固定化された調査対象者
特に注目すべき点は、毎月同じ個人を対象に調査を実施することです。これにより、消費者の端末や通信サービスの乗り換え状況を明確に把握でき、トレンドの変化を追いやすくなります。
3. 企業への提供方法
調査結果は、企業のニーズに合わせて企画されたレポートとして提供します。これにより、各社はデータに基づいた意思決定を行うための貴重な情報を得ることができます。
カンター・ワールドパネル社について
カンター・ワールドパネル社は、イギリスに本拠を置く調査会社であり、カンターグループの一員として、世界中の消費者動向を把握しています。彼らは2008年から6ヵ国でコムテック調査を行っており、現在ではその範囲を12ヵ国に広げています。これによって、消費者の利用習慣や市場のトレンドについて詳しいデータを提供しています。
まとめ
今回の日本市場へのコムテック調査導入は、携帯電話市場における競争力を高めるための重要な一歩です。カンター・ジャパンは、これからも消費者の動向を正確に把握し、企業にとって価値あるデータを提供し続けることでしょう。今後の展開にぜひ注目していきましょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社カンター・ジャパン
- 住所
- 東京都渋谷区代々木2-1-1新宿マインズタワー6階、7階
- 電話番号
-