株式会社REVOLUTIONとGVE株式会社は、2024年11月26日に業務提携を締結しました。この提携により、両社は次世代のデジタル投資インフラの構築を目指します。特に、REVOLUTIONの提供するクラウドファンディングサービス「ヤマワケ」の安全性が強化されるとともに、海外からの投資も容易になることが期待されています。
GVEは、各国の中央銀行によって発行されるデジタル通貨対応の高セキュリティな決済システムを設計するスタートアップ企業です。同社が開発したシステムは、量子コンピュータ攻撃にも強く、迅速な送金処理と高い安全性を誇ります。このような背景を持つGVEの技術が、今後REVOLUTIONのクラウドファンディングサービスに統合されることにより、国際間での煩雑な投資手続きが軽減されるでしょう。
REVOLUTIONは2024年10月に運営するWeCapital株式会社をグループ会社化しました。WeCapitalは投資家と資金調達を希望する企業を結びつけるプラットフォームを運営し、すでに日本国内で816億円以上の応募総額を集めています。今回の提携を通じて、ヤマワケは海外投資家向けサービスの拡充を目的とし、GVEの技術を投資決済手段として取り入れることを目指しています。
この新しい取り組みにより、世界中の投資家が煩雑な為替リスクや手続きを排除しながら、安全で効率的にプロジェクトに投資できる環境が整います。また、ヤマワケを利用する事業者には、資金調達が迅速に行えるだけでなく、国内外の投資家への認知拡大といったメリットも期待されます。GVEの先進技術が組み込まれることで、ヤマワケは世界屈指の安全性を誇るクラウドファンディングプラットフォームへと進化する見込みです。
GVE株式会社は2017年に設立され、その革新的なプラットフォームは2024年1月に4679億円の時価総額を達成しました。量子コンピュータに耐えうるデジタルインフラを開発し、200の法定通貨でリアルタイムに送金できる環境を提供しています。これにより、世界中の80億人と3億以上の企業が、煩雑な手続きを必要とせずに迅速に資金移動を行えるようになります。
GVEの技術には、多重認証システムによる高いセキュリティ、大変便利な国際取引、速やかな送金処理や低コストでのサービス利用が含まれ、安心感を持って取引ができる環境を提供します。
業務提携の背後には、REVOLUTIONの新藤弘章社長とGVEの房広治社長、WeCapitalの松田悠介社長のコメントがあり、それぞれの企業の意気込みや期待が語られています。新藤社長は「ヤマワケが国際間の投資を行えることに期待します」と述べました。
今後、REVOLUTION、GVE、WeCapitalの三社は、金融インフラのさらなる革新を目指し、協力を深めていく予定です。これにより、クラウドファンディング業界におけるひとつのスタンダードを確立することを目指します。