農学部と障がい者の協働
2025-02-19 17:17:55

近畿大学農学部が障がい者と共に「近大ICTイチゴ」を収穫、農業の楽しさを体験

近畿大学農学部と障がい者の共演!「近大ICTイチゴ」の収穫体験



近畿大学農学部が2025年2月28日(金)に、障がいのある方々と共に「近大ICTイチゴ」の収穫イベントを開催します。この取り組みは、特定非営利活動法人エムワイピー農場と連携して行われ、農業を通じた社会参加を促進することを目的としています。新たな農業人材の育成を目指すこのプロジェクトは、多くの期待が寄せられています。

イベントの目的と背景


近畿大学農学部は、農業従事者の減少や休耕地の増加といった社会問題に対処するため、奈良県と協力して「農の入口」モデル事業を展開してきました。「なら近大農法」というICTを活用した農法を用いることで、農業初心者でも簡単に栽培管理ができる環境を整えています。この取り組みは、特に障がい者が農業に参加する道を開くものであり、地域社会全体に好影響を及ぼすものとしています。

収穫体験の詳細


本イベントには近畿大学農学部の学生と障がいのある方々が共に参加し、収穫だけでなく、その過程を学ぶことができます。農学部生は、栽培過程や農業の楽しさを伝える役割を担いながら、参加者とのコミュニケーションを深めています。収穫体験では、イチゴのパック詰めや試食なども行われ、参加者は実際に農業の世界に触れることができます。

イベントが行われる奈良キャンパスでは、農学部が開発した「なら近大農法」に基づいて、温度や水分、液肥managementが自動化されており、精密な栽培が可能されています。このプロジェクトは、農業における新たなスタンダードを生み出すだけでなく、農業人材を育成する重要な要素を提供しています。農業に興味を持つ障がいのある方々にとって、就農や社会参加への道を開く活動でもあります。

期待される成果


参加者が農業の楽しさを体験する中で、就農への意欲が高まることが期待されています。また、農学部生たちは、障がい者との協働を通じて協力の重要性や、多様な人々との交流がもたらす学びの大切さを実感することができるでしょう。

このような取り組みを通じて、近畿大学農学部は社会問題に対する解決策を示し、新たな農業人材の育成・発展を支援します。今後も、地元産業の活性化を目指した活動がさらに推進されることでしょう。

イベント概要


  • - 日時: 令和7年(2025年)2月28日(金) 10:00~12:00
  • - 場所: 近畿大学農学部 奈良キャンパス圃場(奈良県奈良市中町3327-204)
  • - 参加者: 農学部生10名と障がいのある方20名
  • - 収穫物: 近大ICTイチゴ(とちおとめ、紅ほっぺ)

このイベントは、障がい者の社会参加を支援するだけでなく、農業界の未来を担う新しい人材を育てるための重要な一歩です。近畿大学農学部の取り組みが、これからの農業にどのように影響を与えるか、本当に楽しみです。

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