未来の社会科見学『Kanadevia Virtual Museum』の魅力
2025年11月1日、一般公開が待ち望まれる『Kanadevia Virtual Museum』が、クラスター株式会社が運営する日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」でスタートします。これまで限定的に公開されていたこの仮想ミュージアムは、全世界からアクセス可能となり、インターネット環境があれば誰でも無料で参加できる機会を提供します。学校の環境学習やSDGs教育に役立つ新たな社会科見学のツールとなることを目指します。
新しい視点で学べる環境学習の場
『Kanadevia Virtual Museum』は、私たちの社会を支える重要なインフラをメタバース空間で「実物大」に再現しています。通常は立ち入ることのできない場所を探索することができ、たとえば、ごみ焼却発電プラントの内部や、巨大な洋上風力発電機の下、さらには津波から街を守る設置型フラップゲートが眠る海の中まで体験可能です。仮想空間ならではのアプローチで、気軽に社会を支える技術の理解が深まります。
実際のアクセスは、PC、タブレット、スマートフォンから行えるため、移動や天候による影響を受けることなく、時間や場所を選ばず学ぶことができます。
友人や家族と共に学ぶ楽しさ
この新しい学びの場では、楽しみながら環境について考えることができる工夫が満載です。生徒たちはアバターを操作し、興味のあるエリアを自由に探索することができます。この体験を通じて、教科書では得られないスケール感や発見の楽しさを実感できるでしょう。また、SDGsの理念を具体的に考えるきっかけともなるでしょう。
岐阜の独自の取り組みとして、遠隔地から専門家を招き、オンライン授業を行うなど、メタバースの特性を生かした授業形態も展開されます。このように、『Kanadevia Virtual Museum』は、新しい教育の形を提案する場でもあるのです。
クラスター代表の思い
クラスター株式会社の代表取締役CEOである加藤直人氏は、このプロジェクトに対する期待を寄せています。彼は「このミュージアムは、ただの技術展示ではなく、子供たちに未来を考えるきっかけを与える場です」とコメントしています。子供たちが自宅からでも、ワンクリックで社会の最前線を探検する体験は、知的好奇心を刺激し、未来への夢を育む大切な役割を果たすと語ります。
未来へのアクセス
『Kanadevia Virtual Museum』は、2025年11月1日より誰でも無料で参加可能になります。対応デバイスとして、VRデバイス(Meta Quest、VIVE)だけでなく、PCやスマートフォンも利用できるので、簡単にアクセスできます。参加希望者は、無料アプリ「cluster」を各ストアからダウンロードし、ワールド名「Kanadevia Virtual Museum」を検索することで体験が可能です。
【参考】一般公開に先立ち、10月14日から17日まで幕張メッセで行われる「CEATEC 2025」のカナデビアブースで、HMDを使った没入体験ができます。ぜひ、直接体験してみてください。
まとめ
未来の環境学習を楽しみながら探求できる『Kanadevia Virtual Museum』。新しい社会科見学の形を体験し、環境問題について深く学ぶチャンスです。子供たちに向けたこの革新的な取り組みが、これからの社会を作る力となることでしょう。