おすわりください展
2025-03-03 14:33:22

椅子の新たな楽しみ方を探る『おすわりください展』の魅力

椅子の新たな楽しみ方を探る『Make a seat, Take a seat おすわりください展』の魅力



2025年の春、東京・豊洲に位置する芝浦工業大学で、特別な椅子の展覧会が開催される。その名も『Make a seat, Take a seat おすわりください展』。この展覧会は、エモーショナルデザインの専門家である橋田規子教授、テキスタイルデザイナーとして世界的に評価される須藤玲子、空間デザインの達人であるたしろまさふみの三者が協力し、椅子の新しい楽しみ方を追求する内容となっている。

開催概要


展覧会は、2025年4月3日から4月27日までの期間、豊洲キャンパスの有元史郎記念交友会館交流プラザで行われる。開場時間は毎日10時から17時までで、入場は無料だ。大学の教育機関ならではの学際的なアプローチが期待される。特に、橋田教授がデザインした「PAGES CHAIR」は、本をめくるように座面のシートを変えることで、自分だけの椅子にカスタマイズできるというユニークなアイデアで作られている。この椅子は、NUNOの美しいテキスタイルでさらに魅力を増し、新しい可能性を探る。

20年目の「PAGES CHAIR」の進化


「PAGES CHAIR」は、2005年のミラノサローネにて初めて発表され、以来多くの改良が加えられてきた。この20年の間に、椅子はエモーショナルデザインとしての特性を磨き、人々の心に深く響く存在となった。シートの色や柄を自由に選べることで、使用者の感情に応じた椅子の使い方を楽しむことができる。

新たな「PAGES CHAIR」は、須藤玲子が手がけるテキスタイルで装飾されており、色とりどりのデザインが施された。須藤のNUNOは、日本各地の染織産地からインスパイアを受け、素材を用いた独自の布作りに定評がある。12種類のテキスタイルによってこの椅子が彩られ、見た目だけでなく触感も楽しむことができる。

空間デザインの新しい形


この展覧会の面白さは、単に椅子やテキスタイルを観るだけでなく、実際に触れることができる体感型展示空間にある。たしろまさふみが設計したこの空間は、家具と布、空間がシンクロする体験を提供し、訪れる人々の感覚を刺激する。展示空間は、ただの「見せる場」ではなく、それ自体がアート作品のような存在となることで、来場者に新たな体験をもたらす。

特別なイベントも開催


展覧会期間中には、橋田、須藤、たしろによるトークセッションやギャラリーツアーが予定されており、参加者は直接デザイナーたちの考えや創造過程を知ることができる。このようなインタラクティブなイベントが用意されているのも、本展の大きな魅力である。

書籍の発行予定


さらに、展覧会に合わせて書籍『PAGES CHAIRめくる、すわる、心が動く』も出版される予定で、20年間のPAGES CHAIRの歴史やテキスタイルとの関係が記録される。この書籍は、これまでの展覧会のドキュメントであり、今後のデザインに対する視点を広げる一助となるだろう。

このように、今後の展覧会『Make a seat, Take a seat おすわりください展』は、デザインの新たな価値を探求し、観る人々に深い感銘を与えるものとして期待されている。椅子、テキスタイル、空間デザインの融合を体感する貴重な機会となるこの展覧会に、ぜひ足を運んでいただきたい。


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会社情報

会社名
株式会社 布
住所
東京都港区六本木5-17-1AXISビル B1F
電話番号
03-3582-7997

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