自動車部品業界に革新をもたらす「Asprova Auto MPS」
アスプローバ株式会社は、自動車部品業界向けに特化した生産計画立案パッケージ「Asprova Auto MPS」の提供を2024年11月1日から開始します。この製品は、現在の市場で求められる納入の迅速さや、品切れを避けるための生産計画の必要性に応えるもので、JIT(ジャストインタイム)納入を行う自動車部品メーカーには欠かせないソリューションです。
自動車部品業界のニーズに応える
特に、自動車部品業界では、遅延や欠品は許されない厳しい環境下での製造が求められます。異なる部品が多数存在するため、多品種少量生産が主流となっています。これにより、生産能力を安定させるためには、日々の生産数を平準化することが不可欠です。しかし、需要の急変に対応し理想的な基準生産計画(MPS)を立案することは、多くのメーカーにとって大きな課題です。
「Asprova Auto MPS」は、こうした課題を解決するために、業界の大手メーカーが持つノウハウを基に設計されました。特有の計画要件を踏まえた機能を盛り込みつつ、AI搭載スケジューラとしての要素を凝縮しています。
AIによる最適化
新しく開発されたAI「Solver」を利用することで、需要の変動に合わせて100万通り以上の生産計画案から最適なプランを瞬時に立案することが可能です。この仕組みにより、企業は納期厳守と設備の負荷平準化を同時に実現し、不要な残業や過剰な設備負荷を削減することができます。結果として、生産コストの削減とキャッシュフローの改善が期待されます。
また、「Asprova Auto MPS」は日次バケットやライン負荷分散計画に特化したパッケージ製品なため、短期間での導入が可能です。従来、6か月以上かかっていた製品導入の負担を軽減し、高精度かつ迅速な基準生産計画の立案を実現します。これにより、工場の能力を最大限に活用できるようになるのです。
Asprovaについて
「Asprova」は、1994年にアスプローバ社によって開発された生産スケジューラであり、多品種多工程の生産計画を超高速で立案することができます。各設備やスタッフのスケジュールを秒単位で調整し、ガントチャート形式で実行可能な作業指示を提示します。この技術は、国内外の製造業で広く受け入れられており、導入社数も増加しています。
アスプローバ株式会社概要
- - 会社名:アスプローバ株式会社
- - 設立日:1994年2月
- - 代表者:田中 智宏
- - 主な事業内容:SCM及び生産スケジューリングシステム「Asprova」の研究・開発・販売
- - 所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田7-9-2 KDX五反田ビル 3F
今後もアスプローバは、生産スケジューリングのデジタル化を進め、機能及びサービスの拡充に努めていきます。