国際自然環境アウトドア専門学校が西新潟にアウトドアショップをオープン
新潟県妙高市に位置する国際自然環境アウトドア専門学校(i-nac)は、アウトドア業界に特化した専門的な人材を育成することを目的として、2024年10月12日に新たなアウトドアショップ「WEST妙高RESORT店」をキャンパス内に開店しました。この店舗は、地元企業の株式会社パール金属と連携したもので、同じく新潟県内に多くのアウトドアショップを展開している最大手です。
アウトドアショップの特徴
新しくオープンした「WEST妙高RESORT店」は、広さ約82.6平方メートルのスペースに800点以上のアイテムを取り揃えています。店内は木の素材を活かした温かみのあるデザインで、訪れる人々をリラックスさせる雰囲気が漂っています。また、スキー場や豊かな自然環境が近隣に存在するため、地域に合った商品セレクションが特徴です。
学生たちの実践的な学び
このショップは、単なる販売の場にとどまらず、学生に実地での学びを提供する重要な教育の場でもあります。オープンに向けた取り組みの一環として行われたアウトドアビジネス実習では、学生たちが実際に店舗を見学し、自身が店長だった場合の商品の展開を模索する体験が行われました。彼らは店舗の立地や周辺環境、ターゲット顧客層についての議論を重ね、実践的な視点を養っていきました。
卒業生の活躍
この店舗の店長を務めるのは、i-nacの卒業生である三輪さんです。彼の存在は在校生にとっての強力なロールモデルであり、アウトドア業界におけるキャリアの道筋を示しています。卒業生が直接学生たちのトレーニングに関与することで、彼らの成長を支え、業界でのスキル向上が期待されています。
学校の取り組み
i-nacは「研修事業部」を設立し、専門分野に特化した宿泊型研修を提供することによって、全国から集まる2,300名以上の学生にチームや自己管理を学ぶ機会を設けています。また、今年度の新潟県スポーツ公園でのテント宿泊キャンプなど、アウトドアの楽しさを広めるイベントも実施しています。
さらに、地域密着型の産学連携である「妙高はねうまイノベーションカレッジ」では、地元企業と共に社会課題の解決に取り組む商品やサービスの提案も行っており、実社会と教育の境界を越えた知識の理由や実践が進められています。
未来への展望
国際自然環境アウトドア専門学校は、単に教育機関の枠を超え、コミュニティや業界全体の活性化を担う存在へと成長しています。新設された「WEST妙高RESORT店」を通じて、多くの学生がアウトドアの魅力を学び、未来を切り開く力を養っていくことでしょう。教育と実務が融合する新しいスタイルの実践の場として、この取り組みがどのように広がっていくのか、今後も注目されることでしょう。