「Safie Trail Station」で映像管理の効率化を実現
セーフィー株式会社(以下「セーフィー」)は、最新のネットワーク接続型ストレージ「Safie Trail Station」を発表しました。この新しいサービスは、既存のIPカメラに接続することで、クラウド上での映像視聴を可能にします。最大32台のカメラを接続できるこの製品により、多地点での映像管理が一元化され、ネットワーク帯域の負荷軽減も実現します。
提供の背景
セーフィーはこれまで、クラウド録画サービスを中心に成長を続けてきましたが、多くの拠点でクラウドカメラを設置する際、ネットワーク帯域への負荷が課題でした。「Safie Trail Station」の導入により、接続されたカメラの映像が内部ストレージに保存されることで、視聴時に必要な帯域を調整し、負荷を軽減することができるのです。
また、既設のアナログカメラをクラウド化するためのエンコーダーも提供され、既存の設備を有効利用することが可能になります。これにより、新たな設備投資を抑えつつ、最新の映像管理技術を導入できるチャンスが広がります。
業種別活用イメージ
1. 流通・小売業
スーパーマーケットやコンビニエンスストアにおいて、既存カメラと新しいクラウドカメラを使用し、店舗全体を可視化します。特に、多拠点による統一管理が求められる中、柔軟な対応が可能です。
2. 製造・物流業
広大な敷地に倉庫や工場を持つ製造業や物流業では、現場の監視を効率化するために多数のカメラを一元管理できます。新たな拠点の設置や既存のカメラとの連携もスムーズです。
3. 不動産業
オフィスビルやマンションの管理において、複数のカメラを組み合わせ、遠隔での監視が可能となります。また、介護施設では、共用エリアの監視がより容易になります。
ネットワーク帯域とコストの最適化
「Safie Trail Station」は、映像を見たいときに必要な通信のみを行うハイブリッド録画プランを採用することで、ネットワーク帯域の消費量を抑え、安定した運用を支えます。これにより、店舗や拠点でのネットワークへの影響を最低限に抑え、コストの最適化が図られます。
将来の展望
セーフィーは今後、「Safie Trail Station」を契機に、映像データを活用した新しいソリューションやAI技術の開発を進めていく考えです。8掛け社会の到来により労働力不足が懸念される中、各産業の課題に対応するための技術革新を推し進めていくでしょう。映像を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現に向けた新たなステップが期待されます。
セーフィーのクラウドカメラと既設カメラのハイブリッド化によって、従来の運用方法を変えることなく、効果的な遠隔管理を実現する時代がやって来ます。この新たな映像管理の形が、さまざまな業種においてどのように活用されていくのか、その動向に注目です。