健康経営の実証が導く、従業員のモチベーション向上の秘訣とは
昨今、企業経営において健康経営の重要性が叫ばれています。特に、従業員のモチベーション向上に寄与することが期待されており、その実証的な取り組みが注目されています。その中でも「HHHの会」は、日本初となる実践的なアプローチを通じて、健康経営の意義を証明しました。
HHHの会の設立とその目的
「HHHの会」は、2016年3月に企業トップと経営学者が協力し、健康経営に関する勉強会としてスタートしました。神戸大学の金井壽宏教授を座長に、武蔵大学の森永雄太准教授を副座長に迎え、アドバイザーには著名な教授たちを揃え実施。彼らは、企業内での健康の向上が従業員の生産性に与える影響を実証するために動きました。
健康100日プロジェクトの実施
この取り組みでは、大阪市に本社を置く株式会社Be&Doが提供するエンゲージメントツール「Habi*do」を利用したプロジェクトが実施されました。参加企業の従業員に向けて健康施策を行い、事前・事後に森永准教授が設計した調査を通じてデータを収集しました。調査の内容は、モチベーションや職務への姿勢、コミットメントなど、企業活動における生産性に関するものです。
調査結果とその意義
これまでの活動を通じて、計13社715名のデータが集まりました。その結果、健康経営施策が企業の生産性に寄与することが明らかになり、従業員のモチベーション向上に具体的な有意性が見られました。これにより、健康経営の実践が近年の「働き方改革」と結びつくことが期待されています。
フォーラムの開催と今後の展望
これらの成果を広く社会に伝えるため、HHHの会はフォーラムを開催する予定です。このフォーラムでは、健康経営の実証研究の報告や、社員の主体性を促進するための「働き方改革」に関する内容が提供されることになっています。企業の経営者や改革担当者だけでなく、積極的に働き続けたいと考える方々も参加が見込まれます。
フォーラムの詳細
- - 日時: 2017年5月28日(日) 13:00~17:30
- - 場所: 神戸大学六甲台第1キャンパス
- - 参加費: 4,000円
- - 内容:
1. 健康経営実証研究の成果報告
2. 実践例の紹介
3. 講演「成長戦略としての働き方改革」
4. パネルディスカッション
このフォーラムの詳細や参加申し込みは、指定のURLから行うことができます。参加することで、最新の健康経営施策を受けたインサイトを得る貴重な機会となるでしょう。
さあ、健康経営の取り組みを通じて、従業員のイキイキとした働き方と企業の成長を同時に実現するための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。