幻想的にライトアップされた御便殿で贅沢なひとときを楽しむ新体験

御便殿幻想体験で贅沢なひとときを

石川県の和倉温泉で、国登録有形文化財に認定されている「御便殿」が幻想的にライトアップされるイベント、「青林寺ライトアップ＆贅沢ティータイム」が始まります。このイベントは、御便殿の美しさと和倉温泉ならではの贅沢な体験を享受する機会として、多くの見どころが詰まっています。

御便殿の歴史

御便殿は、大正天皇が皇太子だった頃、明治42年に休憩所として建設されました。この独特な建物は、今もなおその優美さを保ち、多くの訪問者を魅了しています。御便殿と同様の建築物は現在、島根県浜田市と和倉温泉の二ヶ所しか存在していない貴重なもので、2017年には国登録有形文化財に認定されました。さらに、御便殿は青林寺と信行寺に移築保存されており、庭との調和が魅力を増しています。

ライトアップイベントの魅力

昨年から始まったこのライトアップイベントは、日中とは異なる幻想的な景色を提供します。御便殿と庭は、色彩が変わりながら美しくライトアップされ、その様子は見る者を引きつけることでしょう。また、山門から御便殿へのアプローチも、田鶴浜の伝統工芸を用いた行燈で飾られ、来場者を温かく迎えます。

贅沢なティータイムとおもてなし

このイベントでは、能登島の希少な和紅茶「いやひめ」と、七尾の名産品である「ながまし」を提供。甘さを控えたこしあんを使った和菓子を楽しみながら、御便殿の歴史を学ぶ時間も設けられています。青林寺の住職が行う御便殿の解説や、ライトアップの写真撮影タイムもあり、訪れる方々は心に残るひとときを過ごすことができるでしょう。