出雲市平田地域の定住促進講演会が示す未来の可能性
2025年8月24日、島根県出雲市の平田地域で「出雲・平田の暮らしを感じる 定住促進講演会&パネルディスカッション」が開催されます。このイベントは、人口減少や地域経済の縮小といった課題に対し、地元の移住者や高校生、地域のキーパーソンたちが集まり、出雲の未来について真剣に語り合う貴重な場となります。
講演会の概要
定住促進講演会は、地域の未来和関係人口について研究を行う田中輝美氏(島根県立大学准教授)を講師に迎え、「日本の未来は島根がつくる」というテーマで講演が行われます。田中氏は、人口減少が進む中でも地方が持つ魅力を力強く説いており、彼自身の経験を基に、島根の素晴らしさを広く伝えています。彼は、地域メディアの新たな形を模索するとともに、地域再生の先駆者としても知られています。
パネルディスカッションの多様性
講演会終了後には、パネルディスカッションが行われます。モデレーターとして登場するのは、地域活動に精力的に取り組む吉岡拓也氏(出雲市議・NPO法人代表)。彼に加え、様々な経歴を持つパネリストたちが、地域のつながりやコミュニティについて意見を交わします。
- - 奥村隼也氏は、地域おこし協力隊として移住し、現在は食のプロデューサーとして活動。彼は、地域の特産品を用いた商品開発などに取り組む一方、芸人として地域の魅力もアピールしています。
- - 野島悠希氏は、平田高校の生徒会長であり、若者の視点から地域振興に貢献。高校生主催のフードフェスを成功させ、地域コミュニティの活性化に寄与しています。
- - 朝枝尚子氏は、地域おこし協力隊を経て平田地域に定住、カフェを経営。彼女の活動は、地域のニーズに応えながら人々の交流の場を提供しています。
- - 小松正嗣氏は、Iターン移住者として自らの農業事業を立ち上げ、地域の農業価値を高める努力をしています。
このように多様な背景を持つ参加者たちが集まることで、平田地域の可能性や課題が多角的に議論される貴重な場となるでしょう。
イベントの詳細
この地域活性化の取り組みは、平田商工会議所定住促進委員会が主催します。イベントは2025年8月24日(日)の14時から16時まで、平田学習館で行われ、定員は200名です。入場は無料で、事前申し込みが必要です。
申込やお問い合わせは、平田商工会議所定住促進委員会にて行っており、気軽に連絡を取れる体制が整っています。この機会に、地域の未来に興味のある方々が集まり、共に語り合うことで新しいつながりが生まれることを期待しています。
出雲・平田地域の未来を考えるきっかけとして、是非参加を検討されてはいかがでしょうか。地域を愛し、平田の魅力を再発見するための気づきのある場となることでしょう。