最新プロジェクター「VisionMaster Max」の誕生
ホームシネマプロジェクターの分野で名を馳せるValerionが、ドイツ・ベルリンで開催されたIFA2025にて、注目の最新モデル「VisionMaster Max」を発表しました。この製品は、先進的な黒の表現と革新的なレインボーエフェクト除去技術を搭載し、真の映画体験を提供します。また、同時に発表されたThunderBeat™ 5.1.2 ワイヤレスサウンドスピーカーシステムとの連携で、視覚だけでなく聴覚の面でも感動を与える内容となっています。
「VisionMaster Max」の特長
「VisionMaster Max」プロジェクターは、従来のプロジェクターの概念を覆す性能を誇ります。ネイティブコントラスト比は5,000:1、EBL(Enhanced Black Level)有効時には50,000:1に達し、これにより暗部シーンでも圧倒的な明瞭さと深みを実現しています。独自のNoirScene™ Systemを搭載しており、機械式アイリスやEBL™アルゴリズムを統合することで、より正確な光の制御を行います。この結果、動く映像の中で小さなディテールが際立つだけでなく、映像自体が持つストーリー性も一段と引き立てられます。
特筆すべきは、Valerionが開発したAnti-RBE(レインボーエフェクト除去)テクノロジーです。この技術は、すばやい色のシークエンスにより、レインボーエフェクトを99.99%排除し、シームレスで自然な映像を提供します。明るさは3,500 ISOルーメンに改良され、ストリーミングやスポーツ観戦にも対応可能です。
驚きの音響体験
新たに発表されたThunderBeat™ 5.1.2 ワイヤレスサウンドシステムは、Dolby Atmos®に対応し、完全にワイヤレスでの臨場感あふれるサウンド体験を提供します。5.1.2chの構成は、360度全方位から響く音を実現し、家庭での映画鑑賞がまるで映画館にいるかのような感覚にさせてくれます。このシステムは加えて、超低遅延を実現しているため、ゲームをプレイする際にも最適です。
発売情報
「VisionMaster Max」は、アメリカや他の海外市場で10月から出荷を開始する予定です。日本市場への導入も同じく10月末に行われる予定であり、Amazonや楽天などで購入可能となります。販売価格は719,800円とのことで、プロフェッショナルクオリティを手軽に体験可能な一品です。
新製品の発表を行ったValerionの創業者兼CEO、Andy Zhao氏もこの商品の意義について「私たちの体験は、視聴以上の“人と映像の融合”です。VisionMaster Maxは感情を奏でる楽器のような存在です。」と語っています。映画やゲームにおいても、その細部にわたる演出が観客を別世界へと誘う製品として、期待が高まります。
終わりに
Valerionの「VisionMaster Max」は、ホームシネマプロジェクターの新たなスタンダードを確立するプロダクトとして、私たちの映像体験を一新することでしょう。豪華な映像と驚異的な音響の組み合わせは、映画ファンやゲーム愛好者にとって放っておけない存在となることが予想されます。今後の展開から目が離せません。