フェムテック支援事業について
近年、働く女性たちの増加を受けて、女性特有の健康問題や悩みを可視化し、解決する製品のニーズが高まっています。このような背景を踏まえ、東京都及び公益財団法人東京都中小企業振興公社は、女性活躍支援のために新たな助成金制度を設けました。
1. 事業概要
この助成金制度の目的は、フェムテックの技術開発および普及促進を進めることにあります。「女性の健康課題を解決する製品やサービスの開発・改良」に必要な経費の一部を支援します。
助成対象者
- - 東京都内に本店または支店があり、実質的に事業を行っている中小企業者(法人及び個人事業者)
- - 東京都内で創業を計画している個人
助成対象期間
助成期間は令和8年11月1日から令和10年7月31日までの期間(1年9ヶ月)で、プロジェクトの開発・改良フェーズ終了後にさらに1年が設けられます。
助成限度額
- - 開発・改良フェーズで2,000万円
- - 普及促進フェーズで350万円(内訳:導入費用200万円、展示会出展等150万円)
また、助成率はそれぞれの経費の3分の2以内および半分以内とされています。
助成対象経費
助成対象となる経費は主に次の項目となります。
1. 原材料・副資材費
2. 機械装置・工具器具費
3.委託・外注費
4. 専門家指導費
5. 産業財産権出願・導入費
6. 直接人件費
7. 展示会参加費
8. 広告費
ただし、普及促進フェーズのみでの申請は認められていません。詳しい内容については、公社の公式サイトを参照してください。
2. 対象事業
助成の対象となる事業は、次の6つのテーマに関連する製品やサービスの開発または改良を含みます。
- - 月経
- - 妊娠・不妊
- - 産後ケア
- - 更年期
- - 婦人科系疾患
- - ヘルスリテラシー
3. 申請のスケジュール
助成対象事業の申請は、令和8年の6月15日から30日までに提出する必要があります。その後、一次審査および二次審査を経て、10月下旬には助成対象者が決定される予定です。
申請手順
申請を行うには、公社の公式ホームページから募集要項をダウンロードし、指定される要項に従って申請書を作成する必要があります。また、申請は電子申請システム「Jグランツ」を通じて行われます。この際にGビズIDプライムアカウントが必要となりますので、取得には時間がかかることを留意してください。
4. 令和7年度の採択事業紹介
過去の採択事業には、以下のような企業があります。
1. 株式会社氣生(豊島区): 産後女性向けの食事と宅配システム構築
2. 株式会社クラウドセンス(杉並区): 胎児妊婦モニターの改良開発
3. コンビ株式会社(台東区): PMS改善の食品素材
4. 株式会社シルクリ技研(江東区): 生理用ナプキンにセンサー搭載
これらの取り組みは、女性の健康のための新たなソリューションを生み出しています。
5. お問い合わせ先
申請や制度に関する詳しい情報は、次の問い合わせ先までご連絡してください。
- - 東京都産業労働局 商工部 創業支援課: 03-5320-4694
- - (公財)東京都中小企業振興公社 助成課: 03-3251-7894
この助成制度は「2050東京戦略」の実現に向けた重要な施策の一環として位置付けられています。女性が自ら望むキャリアを形成できる社会を目指して、ぜひご活用ください。