親族のお墓を持たない40代から60代が選ぶ新しい供養の形
近年、親族のお墓を持たない世代がどのように両親の供養を考えているのか、その傾向を探る調査が株式会社宙の会により実施されました。この調査によると、40代から60代の男女の中で、両親のお墓についての話し合いの重要性を感じながらも、実際にはなかなかその内容に踏み込めない方が多いことが分かりました。
調査背景と調査方法
年末年始には、帰省して家族と顔を合わせる機会も多く、特に両親の高齢化に伴う終活や相続の話題が浮かびやすくなります。しかし、親族で代々続くお墓を持たない場合、両親を亡くした後のお墓について考えるのは頭を悩ませる問題となります。そんな中、株式会社宙の会は、親族のお墓を持たない40代から60代の男女330名を対象に、両親のお墓に関する意識調査を行いました。
調査は2024年11月12日から11月15日までの間、インターネットを通じて行われました。調査結果から見える、親族のお墓を持たない世代の真実に迫ります。
調査結果の概要
1.
話し合いの機会の少なさ
調査の結果、親族のお墓を持たない40代から60代のうち、両親とそのお墓について話す必要があると感じているのは27.3%でしたが、実際には61.1%が話をできていないという結果が出ました。
2.
コミュニケーションの難しさ
話し合いができていない理由の1位は「どのように話を切り出せばいいか分からない」であり、センシティブな問題ゆえの悩みが窺えます。
3.
悩みの内容
両親のお墓に関連する悩みでは、管理や維持、費用についての不安が多く、特に61.2%が「特に悩んでいない」としながらも、21.5%は管理や維持が不安だと答えています。
4.
新しい供養の選択肢
調査において、両親のお墓としての選択肢の一つに納骨堂や樹木葬が挙げられており、35.2%がそれを検討していると答えました。また、選ぶ際に重視されるポイントは「管理費用がないこと」や「小さいこと」も含まれていました。
まとめ
この調査から、親族のお墓を持たない40代から60代の男女が両親とそのお墓についての話し合いの重要性を認識しつつも、実際に話すことができていない現状が浮かび上がります。特に、管理や維持にかかる費用についての不安から、新しい供養の形として納骨堂や樹木葬が選ばれる可能性が高いことが示唆されています。
株式会社宙の会では、管理費が不要な樹木葬や納骨堂の運営を行い、より便利で安心な供養の方法を提供しています。両親のお墓についての話し合いや選択肢の考え方は、多くの人々にとって重要なテーマとなっている今、これからの供養の形として注目されるでしょう。