AI教育の最前線
2018-02-26 13:00:29
産学連携で進化するAI教育の最前線、東京テクニカルカレッジがセミナーを開催
東京テクニカルカレッジ(以下、TTC)は、東京都中野区に位置する専門学校で、さまざまな工業系学科を開設しています。特に2017年から始まったAI教育においては、産業界との連携を強化し、実践的な教育を追求しています。
2018年2月15日、TTCは「AIの現在と未来~ディープラーニングがもたらすもの~」というセミナーを開催し、教育成果を広く報告しました。このイベントは、ディープインサイト株式会社、データテクノロジー株式会社との共催で行われ、AI技術に関心のある多くの人々を引き寄せました。
このセミナーの第一部では、AIの基本的な定義から始まり、さまざまなAIの種類や機械学習、ディープラーニングの概念を紹介しました。データテクノロジー社では、AIがどのように進化しているか、そしてそれが産業界でどのように応用されているかを詳しく説明しました。
また、ディープインサイト社からは、同社が開発したIoT/エッジコンピューティング向けのディープラーニングフレームワーク「KAIBER」についても紹介がされました。このフレームワークの特徴は、リアルタイムなデータ処理を可能にすることです。特に医療診断や市場予測、画像処理など、多岐にわたる分野での応用が期待されています。
続く第二部では、情報処理科に在籍する学生たちの成果が報告されました。学生たちは自分自身の「マイAI」を育成することを目指し、実際に「マークチェッカーアプリ」というAIアプリを開発しました。このアプリは、カードのスーツを認識する機能を持ち、約1万点の画像データをAIに学習させることで実現されています。学生たちはプロジェクトを通じて直面した課題や学びを共有し、産業界との連携の重要性を強調しました。
セミナー終了後には、来場者が体験できるAIデモも用意され、「動いている人や車の識別」といった実用的なデモが行われました。参加者たちはAIの進化を身をもって感じることができ、特に学生たちの発表には大きな反響がありました。
3月14日には「学生成果報告会」が開催され、学生たちの卒業制作や研究発表が予定されています。これは、TTCが追求しているアクティブラーニングの一環であり、学生たちが社会で活躍するためのステップとなっています。今後も産業界との協力を通じて、TTCはAI教育をさらに深化させていくことでしょう。
KAIBERはディープインサイト社が開発した、膨大なデータを分析する能力とリアルタイム性を兼ね備えたフレームワークです。AIの学習および応用において、その性能に期待が寄せられています。専門学校東京テクニカルカレッジは、1987年に設立され、現在も多くの学生に教育の場を提供しており、AI技術を通じて未来に向けた教育を行っています。
会社情報
- 会社名
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学校法人 小山学園
- 住所
- 東京都中野区東中野4-2-3
- 電話番号
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