秀逸なラム酒「ARCABUZ」の成功ストーリー
鹿児島県の種子島で生まれたラム酒「ARCABUZ」。このアグリコール製法のラムは、最新の国際酒類コンペティションであるIWSC2025において金賞を受賞しました。この成果は、大東製糖種子島株式会社が手がけるもので、世界中の酒類市場で非常に高い評価を渇望するものです。
IWSC2025金賞の受賞理由とその評価
IWSC(International Wine & Spirits Competition)は1969年にロンドンで設立された酒類の品評会で、ワインやスピリッツなど多様なアルコール飲料が審査されます。ARCABUZの2種類はこの厳しい審査において、その上質な風味が高く評価されました。特に、テイスティングによってもそれぞれの特徴が認識され、ラム酒の世界的な品質基準に達していると認められました。
受賞商品とテイスティングノート
ARCABUZ BLANC NATURAL STRENGTH
一つ目の受賞商品、ARCABUZ BLANC NATURAL STRENGTHは、洗練されたグリーンノートと甘みを特徴に持っています。繊細な緑の野菜とネクタリンの香りが合わさり、一口飲むと複雑な味わいが広がります。特に、ハーブの香りとほのかに焦がした砂糖のニュアンスが重なり、しっかりとした余韻には心地よいスパイシーさが残ります。
おすすめの飲み方
サーブ方法としては、ストレートやロック、またはハーブ系カクテルのベースへの利用が推奨されています。
ARCABUZ GOLD BOURBON CASK STRENGTH
二つ目はARCABUZ GOLD BOURBON CASK STRENGTHです。このラムはトロピカルな香りが豊かで、花の香りを思わせる芳醇さが魅力です。飲むと、鮮やかな核果やバナナの皮の風味が溶け合い、ドライな余韻へ。バランスの取れた個性が際立っており、飲み飽きることがありません。
おすすめの飲み方
この商品もストレートやロックで楽しむのがおすすめです。
ARCABUZがこだわる製法とは
ARCABUZは、種子島産のさとうきびを原料としたアグリコールラムです。この製法は世界のラム酒市場のわずか5%にしかない特別な過程を経て作られています。自社栽培のさとうきびを使用し、収穫から24時間以内に搾汁した一番搾りのジュースを使用することで、その豊かな風味が実現しています。
循環型生産の実践
さらに、ARCABUZでは、さとうきびの搾りかすや蒸留廃液を肥料として再利用する循環型生産を実施しています。この取り組みにより、環境負荷を低減しつつ高品質なラム酒を生産しています。
デザインとアイデンティティ
ボトルデザインは、名車のデザインで知られるKEN OKUYAMA氏によって手掛けられています。火縄銃のモチーフを取り入れたデザインは、種子島の伝統を感じさせます。また、「ARCABUZ」はポルトガル語で火縄銃を意味し、地域の文化とも深く結びついています。
結語
「ARCABUZ」はその品質の高さ、環境への配慮、そして地域文化への愛着を見事に表現したラム酒です。今回の金賞受賞がさらに多くの人々にこのラム酒を知ってもらうきっかけとなることでしょう。