江井ヶ嶋酒造の新しい挑戦
兵庫県明石市に位置する江井ヶ嶋酒造が、ついに待望のウイスキー「シングルモルト江井ヶ嶋 QUARTET」を発表しました。この新作は、設立135年を誇る老舗酒造から贈られる贅沢なシングルモルトウイスキー。また、ブレンダーである大川啓太氏が手がけたこの商品は、前作の「シングルモルト江井ヶ嶋 SEXTET」と同様に、世界の競技会で複数の金賞を受賞した実力を持っています。
ウイスキーの背景
江井ヶ嶋酒造は、1888年の設立以来、地域の日本酒蔵元の協力を得て独自の道を歩んできました。第一次ウイスキーブームに存在し続け、時には低迷しながらもウイスキーの生産を途切れることなく続けてきたのです。その結果、他では体験できない個性的な熟成樽と多様な熟成年数の原酒が貯蔵されています。これにより、江井ヶ嶋酒造のウイスキーは一味違った魅力を持つようになりました。
QUARTETの特徴
「QUARTET」は、4種類の異なるウイスキー原酒を絶妙にブレンドし、まるで音楽の四重奏のようなハーモニーを生み出しています。使用されている樽は、バーボンカスクをベースに、クリームシェリーカスク、ポートワインカスク、スパニッシュブランデーカスクを加え、香りの幅を広げています。これにより、フルーティさと華やかさが際立ち、飲む人を魅了する一杯が完成しました。
2022年12月にリリースされた「SEXTET」では、日本酒カスクや芋焼酎シェリーカスクなど、独特な6種類の樽を使用していましたが、「QUARTET」はウイスキーの王道とも言うべきフルーティさを追求した結果、より洗練された味わいになっている点が特筆すべきです。大川啓太氏は「王道のフルーティさと華やかさを追求した」と語り、その意気込みが感じられます。
テイスティングノート
このウイスキーは、わずかに赤みを帯びたアンバーゴールドの色合いを持ち、香りはフルーツバスケットそのものです。オレンジ、バナナ、洋梨、青リンゴ、さくらんぼ、イチゴなどのフルーツが織りなす芳香は、まるで青空の下で食べるフルーツそのもの。さらに、蜂蜜やクリーム、少しのミントのニュアンスも感じられる、奥深いアロマが口いっぱいに広がります。
味わいは非常にフルーティで、みずみずしさを感じながらフレッシュな甘みがあり、樽の特徴が柔らかくしっかりと寄り添っています。フルーツとナッツのタルトのような味わいに、甘酸っぱい余韻が心地よく続くことが特徴です。
限定販売とパッケージの美しさ
「シングルモルト江井ヶ嶋 QUARTET」は、500mlのボトルで、アルコール度数は55度。希望小売価格は10,000円(税別)。在庫がなくなり次第販売終了となる限定商品ですので、早めの購入をおすすめします。
パッケージデザインは、前作「SEXTET」のシンプルながらも印象的なフォントを継承しており、夕日が沈む海岸の美しい情景を描いています。これにより、視覚でも楽しませてくれる一品となっています。
江井ヶ嶋酒造の未来
江井ヶ嶋酒造は、今後も独自のプレミアムウイスキーをリリースし続けることでしょう。ウイスキー愛好家の皆様に、新たな満足感をお届けできる商品ラインナップを期待しましょう。
江井ヶ嶋酒造の公式サイト