事故物件をアートで
2023-04-03 11:00:04
アートの力で事故物件をポジティブに変える新プロジェクト「リンク・アート」始動
アートの力で事故物件をポジティブに変える新プロジェクト「リンク・アート」始動
日本初となる「リンク・アート」という新たな取り組みが、事故物件のイメージを一新しようとしています。このプロジェクトは、株式会社マークス不動産とJAPAN AX PROJECTが共同で進めており、様々な課題を抱えた物件にミューラルアートを取り入れることで新たな価値を生み出すことを目指しています。
プロジェクトの背景
「アートは、人生を豊かにする。」というビジョンを掲げるJAPAN AX PROJECT。アートの力を通じて人々の生活を豊かにするため、住宅にミューラルアートを取り入れることを発案しました。その一環として、成仏不動産事業を展開するマークス不動産社との業務提携が実現しました。
双方のビジョンが共鳴し、事故物件というネガティブなイメージを持つ物件に対しアートがポジティブな変化をもたらすことが期待されています。
リンク・アートの取り組み
「リンク・アート」では、事故物件の屋内壁面にミューラルアートを制作し、唯一無二の住宅を提供することが第一弾の目標です。「リンク」には、「つなぐ」という意味と、お互いを循環させる「環(わ)」の概念が込められています。これにより、アートが持つ力を借りて新しい価値を創造し、課題のある物件の流通を加速させるのです。
埼玉県にある物件には、ミューラルアーティストである山口佳祐氏が手掛けた壁画が施されています。アートは光源を右上に設置し、木漏れ日のような明るいイメージで、昼間は明るく、夜はムード溢れる空間に変わります。
アートを生み出すアーティストの想い
山口氏は「三角形が集まることで生まれる曲線や形を大切にし、さらに見えない線を作ることで見る人それぞれの解釈につながってほしい」と語ります。このようなアートと不動産の融合が、単なる物件の販売を超えた価値創造となることでしょう。
今後の展望と地域貢献
マークス不動産社は、事故物件のみならず、空き家や再建築不可物件などの価値提供にも注力しています。特に地方の空き家問題や人口減少という課題にも取り組み、ミューラルアートを通じて地域に人々を呼び寄せる新しい場を創造することを目指しています。
両社の想い
マークス不動産の代表は、「アートの持つ力強さや癒しの力を感じ,事故物件をポジティブに変えたい」と語っています。一方、JAPAN AX PROJECTの代表も、事故物件に対する偏見を払拭したいとの思いを表しています。
まとめ
新プロジェクト「リンク・アート」は、事故物件という不安要素をアートで可視化し、価値を再生させるデザイン思考の集大成です。この取り組みが業界や地域に広がりを見せ、多くの物件に新たな価値をもたらすことが期待されています。「アートがもたらす変革」を通じて、私たちの住まう環境がどのように変わっていくのか、今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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JAPAN AX PROJECT株式会社
- 住所
- 北海道札幌市北区あいの里三条6丁目16番8号
- 電話番号
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