北欧の食文化が輝く
2025-09-03 11:02:21

大阪・関西万博で輝く北欧の食文化とその未来への挑戦

大阪・関西万博で輝く北欧の食文化とその未来への挑戦



大阪・関西万博にて、北欧5カ国が共同で出展する「北欧パビリオン」が話題です。今回のテーマは「ノルディック・サークル(Nordic Circle)~北欧と共に、より良い明日へ~」。特に注目されたのが、9月2日(火)に開催された「ノルディック・フードデー」で、ここでは北欧の豊かな食文化が紹介されました。

北欧フードフェアの盛況



午前中には、グランドプリンスホテル大阪ベイで北欧フードフェアが開催され、30社以上の食品関連企業が参加。デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの各国の特色ある食産業が披露され、来場者たちから多くの注目を集めました。特に、北欧では話題のビーガンキャンディや、美しいパッケージのプレミアム菓子、持続可能な農業モデルを強調する製品が並び、北欧の食文化の深さを感じさせる内容でした。

スウェーデンからは、国際的に人気のビーガンキャンディ「Bubs」を扱うOrkla Snacksや、贈り物にぴったりなDream of Swedenのスイーツが出展しました。また、フィンランド勢は抗生物質フリーの乳製品や、様々な冷凍野菜を紹介。デンマークでは水産業の高品質シーフードが、ノルウェーはサーモンの持続可能な養殖についてアピールしました。式後試食した来場者の笑顔も印象的でした。

さらに、アイスランドのIcelandic Seafoodは、再生可能エネルギーを用いた食品生産について披露。クリーンな海で育まれたシーフードの美味しさが多くの舌を喜ばせました。

ランチセッションで感じる北欧の魅力



北欧フードフェアに続き、ランチセッションが開催され、ここでは特別な北欧料理が振舞われました。フェロー諸島の外務大臣が、日本の高い品質基準への敬意を表し、「食は文化や価値を伝える最も力強い手段である」と語りました。特に、北欧の食文化は、環境に配慮した持続可能なアプローチを重視する点において、日本と共通する部分が多いと指摘されました。

ランチを担当したシェフは、フェロー諸島の自然を生かした料理を披露。日本の発酵文化にまで言及し、自然との共生をテーマにした料理の重要性についても議論が交わされました。特に、「北極圏の食文化には自然と共に生きる知恵がある」と述べ、未利用資源の活用についても日本から多くの学びを得ることができると語りました。

プレスカンファレンスで語られる未来の食文化



午後のプログラムではプレスカンファレンスが行われ、各国の代表がそれぞれの食文化の魅力と未来ビジョンを語りました。特に、スウェーデンは持続可能な食品生産の視点から多様な食の可能性を示し、フィンランドは自然との調和を重んじた農業モデルをアピールしました。

デンマークの代表は食品バイオソリューションやフードロス削減の取り組みを説明し、ノルウェーは次世代の食材として海藻や麹を用いた新たなプロジェクトについて言及。アイスランドはゼロ・ウェイストの概念を強調し、地域資源の最大限の活用を目指しています。

ビジネスセミナーに見る北欧の可能性



最後に行われたビジネスセミナーでは、北欧のクラフトビールやスウェーデンの菓子文化を活用した事例が紹介され、北欧の食が日本市場に根付く可能性が論じられました。特に、北欧の選りすぐった食材と技術をもって、持続可能かつ健康的な未来を目指して協力する姿勢が強調されました。

まとめ:北欧の食文化が描く未来のビジョン



今回の「ノルディック・フードデー」は、大阪・関西万博の場を借りて、北欧の食文化を深く探求する素晴らしい機会となりました。各国から集まった食品関連企業は、ただ味を提供するだけでなく、持続可能な未来に向けた取り組みや文化交流の深さを示しました。日本との共通の価値観を基に、新たな協力関係の構築に向けた第一歩が踏み出されたことは、両者にとって意義深い未来を感じさせるものでした。


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会社情報

会社名
The Nordic Pavilion
住所
東京都港区六本木1-10-3-200
電話番号
090-7095-4475

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