名古屋商科大学での特別授業
2023年11月3日から7日にかけて、名古屋商科大学で世界的に著名なビジネススクールIMDの名誉教授、Ralf Boscheck氏による集中授業が開催されました。この授業は経営管理課程(Global BBA)の学生を対象としており、英語で行われました。これにより、学生たちは国際的な視野を持った経済学と政策に関する知識を深めることができました。
教授の専門性と授業の内容
Ralf Boscheck教授は、戦略、経済、政策を専門とし、30年の研究を通じて企業の競争優位性や社会価値の創出に焦点を当てた課題に取り組んでいます。特に、企業が持続可能な発展を目指す中で直面する規制上の課題を明らかにするプロジェクトに力を入れています。
授業「Economics of Strategy & Policy」では、学生たちは企業や産業を題材にしたケーススタディを通して、経済的要因が競争に与える影響や企業戦略、公共政策との関連を考察しました。授業はディスカッション形式で進行し、学生たちはグループでの話し合いや全体での議論を通じて、理論を実践に適用するスキルを磨きました。
経営管理課程(Global BBA)について
名古屋商科大学は、私立大学として初めて、経済学部、経営学部、商学部の3学部が連携した「経営管理課程」を設置し、英語を公用語とする学士課程「Global BBA」を開設しました。このプログラムは、国際的な学生が集う環境を提供し、留学のような実務体験を通じて学ぶことが可能です。すべての授業は実世界のビジネスシナリオに基づいたケースメソッドを用いて行われ、学生は国際的なリーダーシップを育成することを目指しています。
名古屋商科大学の特長
1953年に設立された名古屋商科大学は、世界標準の経営教育を追求し続けています。現在、同大学はトリプルクラウンと呼ばれる3つの国際認証を取得した国内初の教育機関であり、国際性の分野でも高い評価を受けています。今までに、63カ国の189校と提携し、交換留学や国際ボランティア活動を積極的に行っています。さらに、ビジネススクールはQSランキングで国内第1位に輝き、国際性の面でも東海北陸地区で第1位の評価を受けています。
名古屋商科大学でのRalf Boscheck教授による授業は、企業、経済、政策を学ぶ絶好の機会であり、学生たちに新たな視点を提供しました。今後もこのような国際的な授業が期待されます。