障害者自立支援の新しい試み
パーソルグループの特例子会社であるパーソルエクセルアソシエイツ株式会社が、10月1日の「コーヒーの日」に合わせて新たなフレーバー「ジャガーハニー」を発表しました。この商品は、障害者の職域拡大及び自立支援を目的とした「コーヒー事業」の一環として販売が始まります。
コーヒー事業の背景
パーソルエクセルアソシエイツは、大阪市に本社を構える企業で、オフィスサービスやクリーンサービス、さらにはパティスリーや農業に携わる事業を展開しています。そのミッションは「ともにはたらき、成長する。」というもので、障害のある方々に多様な就労機会を提供することを目指しています。
今回の「コーヒー事業」では、特に障害者の就労機会を創出し、自立を支援することが核心となっています。2025年4月から販売を始めたコーヒーは、四ヶ月のうちに約32,000個の販売実績を記録し、パーソルグループ内での販促にも利用されています。この流れで新フレーバーの「ジャガーハニー」の投入が決定したのです。
「ジャガーハニー」の特徴
「ジャガーハニー」は、柑橘系の明るい香りと、りんごのような優しい酸味を持つコスタリカ産のコーヒー豆から作られています。このコーヒー豆の栽培は、絶滅危惧種であるジャガーを保護するプロジェクトに基づいており、商品の売上の一部は森林保護活動に寄付されます。
パーソルエクセルアソシエイツでは、中煎りで自社焙煎した豆を使用し、香り高いドリップバッグの商品として提供しています。手間を惜しまない焙煎方法により、飲みやすく仕上げています。
ラッピングデザインに込められた思い
「ジャガーハニー」のドリップパックは、障害のある社員によって描かれたイラストが使用されています。毎週、メンバーが描く絵を基にデザインが開発されており、今回のパッケージにも個性的なジャガーが描かれています。このプロセスは、社員全員が生み出したものとして、商品の魅力をさらに高めています。
商品開発者の思い
商品開発を手掛けた木村菜見氏は、「ジャガーハニー」は酸味がしっかり効いたコーヒーで、焙煎は中煎りでありながら、フルーティな味わいが楽しめると語ります。特に、苦味が苦手な方にもおすすめの飲みやすい一杯に仕上がっています。また、絶滅危惧種を保護する活動に参加できること自体が、この商品の大きな意義であると感じています。
今後の展望
パーソルエクセルアソシエイツは、今後も新たなフレーバーやパッケージデザインの開発を進め、障害のある方々にさらなる働く機会を提供していく意向です。そして、持続可能な社会貢献を目指していくことを強く念頭においています。
新フレーバー「ジャガーハニー」は、障害者支援と環境保護が融合した商品であり、まさに未来を見据えた取り組みと言えるでしょう。今後の進展が非常に楽しみです。