株式会社HQ、20億円の資金調達と新7製品発表で福利厚生業界に変革をもたらす

株式会社HQ、20億円の資金調達と新製品発表

株式会社HQ（エイチキュー）は、東京・港区に本社を置く福利厚生スタートアップで、最近、シリーズBラウンドで約20億円の資金調達に成功しました。このラウンドには、グローバル・ブレインがリードインベスターとして参加し、オムロンベンチャーズ、NTTデータ・スマートソーシング、ニッセイ・キャピタルなどの投資家も加わりました。さらに、HQは従業員体験を中心としたプラットフォーム「EX（Employee Experience）プラットフォーム構想」の実現に向けて、2026年までに新たに7つの製品をリリースする計画を発表しています。

資金調達の意義

HQが調達した資金は、主に新規事業開発やプロダクトの改良に充てられ、「福利厚生をコストから投資へ」というビジョンのもと、従業員のエンゲージメントと体験を向上させることを目指します。福利厚生業界に変革をもたらすためには、企業との戦略的パートナーシップが不可欠です。これにより、HQはオムロン、NTTデータ・スマートソーシング、ニッセイ・キャピタルと協力し、データ活用や人事システム設計など様々な分野でのインフラを整備していく予定です。

新たに発表された製品

HQが2026年までに市場に投入予定の新製品は、具体的な名称や機能は未発表ですが、ライフサポート、成長支援、健康経営など、複数のサービスが含まれます。これにより、従業員が本当に必要とする福利厚生の提供を目指しています。

企業の成長戦略

HQの成長戦略は「EXプラットフォーム構想」と「コンパウンド戦略」に分けられます。「EXプラットフォーム構想」は、従業員の体験を向上させるための新しい福利厚生サービスの設計を指し、直接的なサポートを提供する仕組み作りが進められています。加えて、コンパウンド戦略の実施により、迅速な開発体制を敷き、2年間での新製品リリースを実現します。

パートナー企業の期待

HQとのパートナーシップを締結した企業からは、期待の声が寄せられています。特に、オムロンの石原氏は「健康経営と新しい福利厚生の社会実装に積極的に取り組むことが、双方の成長につながる」と述べています。また、NTTデータ・スマートソーシングの和田氏は、「新しい福利厚生は、多様な働き方の実現に大きく寄与する」と期待を寄せています。これらの企業の強力なバックアップを受けて、HQは業界の変革を実現するステージに立つのです。

今後の展望

HQは、「福利厚生をコストから投資へ」という理念をもとに、従業員のエンゲージメントを向上させるためのプロダクト開発を進めていきます。これは単に福利厚生の拡充に留まらず、業界全体のイノベーションを促進し、新しい働き方やライフスタイルの確立をサポートするものです。

今後のHQの動向が、福利厚生産業の方向性を大きく変える可能性があることに注目が集まっています。HQの成長とともに、企業の人的資本経営も強化され、より多様で持続可能な働き方が実現することが期待されます。