西松建設のDX挑戦
2024-12-09 15:51:34

西松建設、DXを駆使した新たな現場マネジメントに挑む

西松建設、DXを駆使した新たな現場マネジメントに挑む



西松建設株式会社は、建設現場での効率的な業務運営を実現するため、株式会社BONXとセーフィー株式会社との連携を通じてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。特に、現場におけるコミュニケーションの重要性が増す中、BONX WORKとSafie Pocket2 Plusを活用した遠隔施工管理が注目されています。

導入の背景とニーズ



2024年4月から適用される時間外労働の上限規制に伴い、多くの企業が業務の効率化と生産性向上を求められています。加えて、2040年には生産年齢人口が現在の8割にまで減少すると予測され、建設業界では労働力不足が深刻な問題となる見込みです。西松建設はこれらの課題に対処するため、DXを進め、現場力の向上を目指しています。

技術の連携とその効果



BONXが提供する現場コミュニケーションのプラットフォーム「BONX WORK」と、セーフィーのクラウド録画カメラ「Safie Pocket2 Plus」を組み合わせることで、現場更新情報を目と耳から同時に得ることが可能になりました。これにより、現場監督は事務所から遠隔で状況を把握し、迅速に指示を出すことができるようになりました。これは工期短縮や生産性向上に直結します。

具体的な成果



実際、このシステムを導入した岩切出張所では、現場監督の移動時間を1日当たり30%削減したと報告されています。また、工事の進捗が10%向上したことも確認されています。これは、重機に取り付けたカメラからリアルタイムで映像を確認し、その映像をもとに迅速な意思決定が行えるためです。従来は困難であった周囲の監視も、映像によってカバーできるようになり、業務の効率化が実現しています。

現場の安全管理と品質保証



新たな取り組みでは、作業員同士のコミュニケーションの円滑化も実現しました。例えば、重機操作者は作業中に降車することなく、BONXデバイスを通じて必要な情報交換ができるようになりました。これにより、作業の質を担保しつつ、危険な行動を未然に防ぐことが可能です。さらには、現場での不安全行為も早期に発見・是正できるような仕組みが整っています。

将来への展望



岩切出張所での成功事例は、今後の西松建設全体の業務改善のモデルケースとなるでしょう。所長の小穴氏は、「このシステム導入によりコミュニケーションが円滑化し、作業進捗を止めずにリアルタイムで対応できることが大きなメリットです」と述べています。今後は、資料共有やさらに高度な映像解析技術の導入も視野に入れており、更なる業務改善が期待されます。

まとめ



西松建設が追求する「現場力が進化したスマート現場」は、DXによる新たな業務の形を示唆しています。BONXとセーフィーの技術的な統合がもたらす効果は、業界全体へと波及し、現場のDX推進の一助となることでしょう。今後も建設業界におけるデジタル化の進展から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社BONX
住所
中央区日本橋2丁目10-5GRANBIZ東京日本橋 9階
電話番号

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