上村裕香の新長編小説が刊行!
新鋭作家の上村裕香(かみむら ゆたか)さんによる長編小説「ぼくには笑いがわからない」が刊行され、今、注目を集めています。この作品は、京都の大学生たちがM-1グランプリを目指して奮闘する姿を描いた「京都お笑い青春小説」です。上村さんは、第21回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞を受賞した経歴をもち、前作「救われてんじゃねえよ」でも注目を浴びました。
京都芸術大学の背景
京都芸術大学は、日本最大級の総合芸術大学であり、約23,000名の学生が学んでいます。特に通学課程の通信教育プログラムには18,000名もの学生が在籍しており、国内でも有数の教育機関です。この大学の文芸表現学科を卒業した上村さんは、今もなお大学院に在籍し、創作活動を行っています。
物語の舞台とテーマ
「ぼくには笑いがわからない」の主人公は、京都の大学で恋する男子学生・耕助。彼は、憧れの百合子から「おもしろい人が好き」と告げられ、急に恋心と共に笑いへの探求に走り出します。耕助は幼馴染の将吉とともにM-1を目指すことになり、彼らの日々の奮闘が描かれます。この作品は、ただの恋愛小説ではなく、笑いを通じて自己理解を深める成長物語でもあります。
上村裕香さんのコメント
上村さんは、自身の新作について次のようにコメントしています。「この小説は『大学お笑い×恋愛×京都』をテーマにした青春物語で、親しみやすいキャラクターたちが織りなすアホな会話の中に、深いメッセージを込めました」と語り、その楽しさをアピールしています。
担当編集者の反応
本作の担当編集者である植田真衣さんもこの作品に対して強い期待を寄せています。植田さんは「お笑いを題材としたこの恋物語は、耕助の成長物語でもある」と述べ、読者にとって新たな体験となることを確信しているようです。
教授の期待と不安
上村さんの指導教員である山田隆道教授も、この作品に大きな期待を寄せています。「今回の作品は、既刊とは異なるテイストで、上村さんの創造性が光っています。特に『笑い』をテーマにした点については、学生時代の経験が色濃く反映されていると感じます」とコメントしています。
書籍情報
- - 書名: ぼくには笑いがわからない
- - 著者: 上村裕香
- - 仕様: 四六判/並製/232ページ
- - 定価: 1,870円(税別1,700円)
- - 出版社: KADOKAWA
まとめ
上村裕香さんの新刊「ぼくには笑いがわからない」は、勢いのある言葉と心温まる成長物語を通じて、読者に多くの笑いと感動を届けてくれることでしょう。大学生たちの奮闘を描いたこの作品は、京都を舞台にした新たな青春物語として、ぜひ手に取ってみてください。盛りだくさんのリーダビリティとエンターテインメントを楽しむことができるはずです。