ロカスセルが受賞
2025-03-14 12:47:19

ロカスセルがABEAで新興CDMO賞を受賞し市場拡大へ

ロカスセル、ABEAでの成果と未来に向けた挑戦



台湾に拠点を置くロカス再生医療技術(株、コード:6891)は、再び大きな成果を達成しました。最近発表された竹北工場の年内完成予定に続き、3月12日にはシンガポールで行われたアジア太平洋バイオ医薬品エクセレンス賞(ABEA)授賞式において、「年間新興CDMO賞」を受賞しました。この栄誉は、ロカスの革新的な再生医療技術、国際的なチーム力、そして竹北工場の成長潜在力が高く評価された結果の一部です。

ABEAはアジア太平洋地域のなかでバイオ医薬品活動を称賛する重要な賞で、主にバイオプロセスやADC医薬品開発などで顕著な成果を上げた企業や専門家が対象です。今回、ロンザやサムスンバイオロジクスなどの国際的大手に加え、新たに設立された「年間新興CDMO賞」が新興企業の奨励が目的となりました。

ロカス再生医療技術のCEO、張裕享氏は受賞の意義を強調し、「ABEAからの評価を受け、大変光栄です。これは自社チームへの激励にとどまらず、台湾の細胞治療産業全体の発展の可能性が認められた証です」とコメントしました。

また張氏は、竹北工場のユニークな設計についても言及しました。この工場は、台湾の細胞治療業界の中でも特に高い9メートルの天井高を誇ります。この特異な設計は、工場内の配管と空調の効率性を最大化しつつ、将来的な生産ラインの拡充スペースも確保しています。さらに、デジタル化、自動化、情報化を進め、国際基準に則った品質管理を徹底しています。

現時点でロカスは、台湾最初のPIC/S GMPに準拠した細胞工場を稼働中で、すでに受注も始めています。竹北工場が完成することで、少量多品種と大量生産の両方のニーズに応える柔軟なCDMOサービスを提供できるようになるでしょう。工場は2023年第3四半期に完成し、2026年第1四半期からの正式な生産開始が見込まれています。

調査機関ADLの発表によると、今後10年間で再生医療市場は200億ドル規模に達する見込みです。しかし、高コストは普及の障害となっています。ロカスはこの工場を通じて、より競争力のある製造コストで安定した品質の細胞治療商品を生み出し、より多くの患者に再生医療の恩恵をもたらすことを目指しています。

今回のABEA受賞は、ロカスの国際的な認知度を高めるだけでなく、アジア太平洋市場での地位を強化する重要なステップともなります。ロカスは「細胞を製造するだけでなく、未来を創造する」というビジョンを掲げ、再生医療産業の発展に寄与し続ける意思を表明しています。ロカスセルの動向は、今後の再生医療市場にとっても目が離せない存在となるでしょう。

受賞の場面での張CEOの姿も印象的でした。今後、彼のリーダーシップのもとで、ロカスセルがさらなる成長を遂げていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
樂迦再生科技股份有限公司
住所
新北市汐止區新台五路一段97號19樓之12
電話番号

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