フランクリンとSBIの提携
2024-07-26 10:26:06
フランクリン・テンプルトンとSBIが共同出資会社設立へ、新たな投資ソリューションを展開
フランクリン・テンプルトンとSBI、日本市場に新たなシナジーを
2024年7月26日、米国の資産運用大手フランクリン・テンプルトン(Franklin Resources, Inc.)と、SBIホールディングス株式会社(以下「SBI」)が共同出資会社設立に向けた合意書を締結しました。これにより、両社はデジタル資産やETFに注力し、日本市場の投資家に新たな機会を提供することを目指しています。
取引の概要と目的
フランクリン・テンプルトンは、証券や資産運用など多岐にわたる金融サービスを提供する企業であり、SBIは日本のオンライン金融サービス業界のリーダーとして知られています。この共同出資会社では、フランクリン・テンプルトンのETFを含む多様な投資商品群と、SBIの日本市場における販売力や金融サービスの能力を結集させ、両社の強みを最大限に引き出すことを目的としています。
フランクリン・テンプルトンのCEO、ジェニー・ジョンソン氏は「日本のオンライン金融サービス業界のリーダーであるSBIとの協力が楽しみ」と述べています。このパートナーシップは、次世代の投資家のニーズに応え、様々な投資ソリューションを提供するための重要なステップと位置付けています。
デジタル資産分野への注力
SBIの代表取締役会長兼社長、北尾吉孝氏も、フランクリン・テンプルトンとの提携に期待を寄せています。「世界有数の運用会社との提携は、顧客中心の金融サービスをさらに強化することにつながる」と語っており、特にデジタル資産分野への関心が高まる中で両社の協力が重要だと強調しています。
この共同出資会社では、特にビットコインETFの上場やデジタルアセット関連技術の提供を通じて、日本におけるデジタル資産市場の拡大を目指しています。世界的な経済ボラティリティの中で、伝統的な資産と相関性の低いオルタナティブ資産を利用し、投資家のポートフォリオのリスクを分散させることが期待されています。
フランクリン・テンプルトンの資産運用力
フランクリン・テンプルトンは、75年以上の資産運用経験を有し、世界の主要な金融市場において広範なサービスを提供しています。グローバルETFプラットフォームは、現在100以上のインデックスETF及びアクティブETFを揃え、その運用資産残高は2024年6月末現在で約4.3兆円(270億米ドル)を超えています。これにより日本の投資家にも多様な投資手段が提供されることとなります。
日本市場への革新
この共同出資会社の設立は、日本におけるデジタル資産やETF関連の新しい規制に適応し、市場のニーズに応えるための革新的なソリューションを生み出すものであります。米国におけるトークン化されたマネーマーケットファンドやデジタル資産ETFに関するフランクリン・テンプルトンの経験が、日本市場での成功に寄与することが期待されています。
今回の提携は、フランクリン・テンプルトンとSBIが共同で日本の投資家により幅広い投資機会を提供するための新たな一歩となるでしょう。今後も両社の動きに注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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フランクリン・テンプルトン
- 住所
- 電話番号
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