弥生と筑波大学の共同研究が人工知能学会で発表
弥生株式会社(本社:東京都千代田区、CEO:武藤健一郎)は、筑波大学との共同研究の成果を2025年5月27日から大阪で開催される人工知能学会全国大会(第39回、JSAI20205)において発表することが決定しました。
会社のミッションと研究の背景
弥生は「中小企業を元気にすることで、日本の好循環をつくる」というミッションを持ち、バックオフィス業務を支援する「弥生シリーズ」を開発・販売・サポートしています。特に、会計や経済データの利用価値に注目し、2025年1月より筑波大学と共同で研究を開始しました。この研究は、同大学のシステム情報系の宇津呂武仁教授が代表するプロジェクトで進行中です。
人工知能学会全国大会の詳細
今回の発表は、2025年5月27日から30日にかけて、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で行われます。人工知能学会は、AIに関する研究成果を発表し、国際的な交流を促進する場として知られています。弥生と筑波大学は、「RAGに基づく会計分野の質問応答」というテーマでセッションに登壇し、AIの応用に関する新しい知見を共有します。
研究内容について
本研究は、「Retrieval-Augmented Generation (RAG)」というフレームワークを使用した回答生成手法の開発を目指しています。具体的には、会計、ファイナンス、経営といった多岐にわたるデータに対して評価実験を行い、蓄積されたデータを用いて多様な質問に対応可能なチャットボットの実装を計画しています。
今後の展望
弥生は、過去に蓄積した多様なデータを活用し、AIなどの先端テクノロジーを組み合わせることで、中小企業の支援に努めます。この取り組みは、スモールビジネスの繁栄を支え、日本経済全体の活力を向上させることを目指しています。
発表情報・参加方法
発表は2025年5月29日(木)の13:40から15:20に行われ、オーガナイズドセッション「OS-11 政治経済におけるAIの利活用」で実施されます。参加者はオンラインでも参加可能で、興味のある方は学会の公式サイトで詳細をご確認ください。
- - 発表日時: 2025年5月29日(木) 13:40~15:20
- - 発表者: 飯田頌平(弥生株式会社)・古俣槙山・三田寺聖(筑波大学)など
- - 発表テーマ: RAGに基づく会計分野の質問応答
発表論文の詳細はこちら
弥生は、今後もAIを活用した新たなソリューションを展開し、中小企業の未来を照らすパートナーであり続けることを目指します。