SBI損保、Microsoftの生成AIツールを導入
SBI損害保険株式会社(以下、SBI損保)は、生成AI技術を活用した業務の効率化と新たな価値創造を実現するため、Microsoftが提供する生成AIツール『Copilot for Microsoft 365』を2024年7月より社内での利用を開始することを発表しました。これにより、社内の業務が大幅に効率化されることが期待されています。
Copilot for Microsoft 365の活用
SBI損保は、米国のMicrosoft Corporationが提供するMicrosoft 365アプリケーション群に搭載されたCopilotを活用します。このツールは、Word、Excel、PowerPoint、Microsoft Teams、Outlookなどさまざまなアプリケーションで使用され、特に社内の市民データサイエンティストなどが中心となって運用されます。すでに、オンライン会議での議事録を自動生成する機能や、Outlookでのメールの要約・下書き作成などが利用されています。これにより、年間672時間の労働時間を削減できる見込みです。
SBIグループの取り組み
SBIグループ全体でも、AIを活用した業務の効率化やコスト削減に注力しています。2023年7月には、親会社であるSBIホールディングスが『SBI生成AI室』を設立し、AI技術の活用を加速させています。これに伴い、SBI損保も2023年8月に生成AIの方針を決定し、社内の導入を推進してきました。具体的な取り組みとしては、部門横断での生成AI活用を検討するワークショップなどが実施され、社内におけるAIアシスタントCopilotの導入や、ナレッジの蓄積・共有も行われています。
将来の展望
SBI損保は、今後Copilot for Microsoft 365の活用を各部門へ広げ、さらなる業務の効率化を目指します。また、全社員にAI活用文化を根付かせるとともに、顧客との接点においてもAI技術の活用を深めていく考えです。SBI損保は企業理念に「テクノロジーの力で新たな価値を創造する」を掲げており、生成AIの活用により業務の効率化と顧客利便性の向上を目指しています。
SBI損保の企業プロフィール
SBI損保は、東京都港区に本社を置く企業で、2006年に設立されました。損害保険事業を展開し、「新しい時代に、新しい保険を」という理念のもと、最先端の保険商品と高品質なサービスを提供しています。SBIグループ全体との協働により、さらなる成長と価値創造にチャレンジしています。詳細は
公式ウェブサイトをご覧ください。