セシオスがYoomと提携し自動化の新たな領域を切り拓く
株式会社セシオス(東京都豊島区、代表取締役:関口薫)は、ID管理と多要素認証、アクセス制御、シングルサインオン機能を備えたクラウドサービス「SeciossLink」を持つ企業です。この度、ハイパーオートメーションツール「Yoom」を提供するYoom株式会社(東京都千代田区、代表取締役:波戸﨑駿)とのAPI連携を開始しました。この連携により、業務の効率化を目指し、特に手動で行われていたID管理業務の自動化が期待されています。
自動化による運用負荷の軽減
新たな連携は、これまで手動で行っていたアカウント発行や変更、削除等のプロセスを自動化することを目的としています。例えばこれまで、新入社員の情報が人事システム(SmartHRやfreee人事労務など)に追加された際には、CSVファイルをダウンロードし、再度SeciossLinkに登録するという手間のかかる作業が必要でした。
しかし、これからはSmartHRに新入社員の情報が追加されると、自動的にSeciossLinkに情報が渡され、アカウントが作成される流れが確立されます。その結果、管理者や新入社員に必要情報がGmailで通知される仕組みが成立し、手間を大幅に削減できるのです。
業務の自動連携を実現するための手法
新入社員の受け入れ時には、先に保存されている従業員情報がSeciossLinkに自動的に連携されるため、業務の効率化が進みます。さらに、Google WorkspaceやMicrosoft 365といった他の業務システムとも連携できるため、IDプロビジョニングが可能になり、アカウント作成やライセンスの付与も自動化することができます。このように、業務の負担を軽減しながら効率的な人事管理が実現するのです。
Yoomの特性
Yoomはあらゆるデスクワークを自動化するためのハイパーオートメーションツールです。AI・API・RPA・OCRなどの技術を融合させて、多様な業務を自動化することに特化しています。一般的なRPAでは実現できない複雑な事務作業も簡単に自動化できるのが特徴で、企業の多くの部門で業務の透明性と生産性を向上させています。現在、300種類以上のアプリやサービスと連携しており、未連携のサービスについても要望に応じて連携を進めています。
SeciossLinkの概要
一方、SeciossLinkはシングルサインオンや多要素認証、アクセス制御、アカウント情報の統合管理など、セキュリティ機能が充実したSaaS型のセキュリティプラットフォームです。リスクの検知や自動化されたセキュリティプロセスにより、企業の情報資産を守ります。特に、シングルサインオン機能は、従業員が簡単に安全に情報にアクセスできる環境を提供する要素として非常に重要です。
株式会社セシオスの背景
株式会社セシオスは2007年5月に設立されて以来、シングルサインオンと統合ID管理に特化した製品を展開しています。特に、SaaS型の認証サービスである「SeciossLink」を中心に、さまざまな企業ニーズに応えるソリューションを提供し続けています。今後も、より良いサービスを提供するための技術革新を進めていくでしょう。
このような新しい連携により、業務自動化のハードルはますます低くなり、企業の業務効率化が加速されることが期待されます。