おしゃれでインスタ映え必至なストリートスタイルラーメンとライスの新しい形

人形町の新たなラーメンスポット「駄目な隣人」では、極上のラーメンとライスが楽しめる。実際に足を運んでみると、目を引くのはおしゃれな内装だ。外観からもそのスタイリッシュさが伺え、店内に入ると壁一面に世界的アーティストが手がけた大きなダルマやエイリアンが待っている。この、ストリートスタイルのラーメン屋は、まるでバーカウンターのようにスタイリッシュで、特に若者や女性が気軽に訪れやすい雰囲気を醸し出している。

この店が大切にしているのは、あくまで地元の素材と多様なカスタマイズだ。昭和24年に創業した菅野製麺所が提供する全粒粉を使用した細麺、またはお好みに応じて太麺を選べる。スープには某有名フランスシェフが考案した醤油とブイヨン・ド・レギュームを使用し、隠し味としての生姜油が加わっている。さらに、自家製タレでマリネした低温調理のレアチャーシューと、じっくり煮込まれたトロトロのバラ肉も揃っており、贅沢な味わいが堪能できる。

卓上には5種類のカスタマイズ可能なトッピングが用意されており、これが本当に無料で提供されるのが嬉しいところ。日本橋の老舗、山本海苔店の焼き海苔、300年以上の歴史を持つにんべんの鰹節粉、本醸造濃口醤油、削りたての黒胡椒、ニラと唐辛子を用いたニラ胡椒。これらのトッピングは、訪れるたびに異なる味わいを楽しませてくれる。なんとある日の卓上には、生卵も並べられ、自由に利用できる。その生卵の使用法に関しても、土鍋で炊いたご飯との組み合わせが絶妙だ。

ご飯は季節に応じたブランド米を使い、土鍋でじっくりと炊き上げられる。甘味と旨味が引き立ち、しっかりとした味付けのラーメンを食べた後でも満足感を得られる。これに加え、期間限定ではいくらご飯も登場。お好みに合わせた食べ方で、自分好みの「ラーメンライス」を開発する楽しみもある。

このラーメン店の代表、黒瀬氏の理念は、ラーメンというジャンルに新たな風を吹き込むものだ。「気軽に入りやすく、なおかつおしゃれで、ラーメンを楽しめる場所を作りたかった」と話す彼。昔ながらのラーメン屋の印象を覆し、そのスタイルを進化させることが狙いだ。

他にラーメンと合わせて楽しめるオリジナルビールも開発中で、夜にはビールを片手にラーメンを楽しむスタイルも提案している。これにより、ラーメンとライスの新たな楽しみ方が広がっていくことだろう。おしゃれで拘りの詰まった「駄目な隣人」のラーメンとライスをぜひ体験してみてほしい。

店舗は東京都中央区日本橋人形町に位置し、営業時間は11:30からスープ終了までと、無休で営業している。ぜひ、一度足を運んでみてはいかがだろうか。