Flood Guard Fがグッドデザイン賞受賞
2023-10-06 19:13:11
フジ鋼業の簡易型止水板「Flood Guard F」がグッドデザイン賞を受賞!ゲリラ豪雨・台風から家を守る画期的アイテム
フジ鋼業の簡易型止水板「Flood Guard F」、グッドデザイン賞を受賞
近年、ゲリラ豪雨や台風の増加により、浸水被害が深刻化する日本。その被害を軽減するべく、兵庫県加古川市のフジ鋼業が開発した簡易型止水板「Flood Guard F(フロード・ガードエフ)」が、2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。
従来品を凌駕する機能性とデザイン
従来、浸水対策には土のうが用いられてきましたが、設置の煩雑さや、その効果の限定性から、より簡便で効果的な対策が求められていました。「Flood Guard F」は、その課題を解決する画期的なアイテムです。
審査員からは、「構造的に耐久性と安定性を備え、連結が容易なため、雨水を効率的に遮断できる。必要とされるタイムリーなデザイン」と高い評価を得ています。最大止水深度は51cmにも及び、従来の土のうでは対応できないような浸水にも効果を発揮します。
設置の容易さと漏水対策へのこだわり
「Flood Guard F」は、土のうに比べて格段に設置が容易です。両サイドの凹凸構造により本体接続部のずれと漏水を防止。底部には止水ゴムと止水テープを配置することで、洪水初期の水漏れも軽減しています。さらに、紙のマニュアルを廃止し、QRコードによるデジタルマニュアルを採用することで、環境にも配慮した設計となっています。
開発の背景には、2019年の東日本台風で痛感した水害の深刻さがあります。高価で機能的に不向きな外国メーカー製の簡易型止水板しかなかった当時の状況を打破すべく、自社開発に着手。漏水量の軽減を最優先課題に、使いやすさと汎用性を追求した結果が「Flood Guard F」です。
SDGsへの貢献
「Flood Guard F」は、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」と目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献しています。洪水被害からの早期復旧には、被害軽減が不可欠であり、「Flood Guard F」はそのための重要なツールとなるでしょう。
代表取締役藤井健吾氏のコメント
藤井社長は、「グッドデザイン賞受賞を大変光栄に思う」と述べ、開発に携わった関係者への感謝を表明しました。さらに、「止水板は土のうより優れているが、認知度が低い。今回の受賞を機に、より多くの人に知ってもらい、浸水被害軽減に役立ててもらいたい」と今後の展望を語っています。
まとめ
「Flood Guard F」は、デザイン性と機能性を兼ね備えた、画期的な浸水対策アイテムです。ゲリラ豪雨や台風による水害リスクが高まる現代において、その存在はますます重要性を増していくでしょう。
会社情報
- 会社名
-
フジ鋼業株式会社
- 住所
- 加古川市野口町水足北浦1442-1
- 電話番号
-
079-422-2038