龍子と玉堂展
2025-09-08 17:37:18

川端龍子生誕140年特別展「川合玉堂と川端龍子」2025年開催決定!

川端龍子生誕140年特別展:川合玉堂と川端龍子



2025年の秋、大田区立龍子記念館にて日本画家・川端龍子の生誕140年を祝い、特別展「川合玉堂と川端龍子」が行われます。この展覧会は、他の都市でも開催されてきた「川端龍子展」の一部として、彼の作品と交流のあった川合玉堂の美術作品を中心に紹介されます。

展覧会の背景


川端龍子(1885-1966)は、戦後の日本画壇において非常に重要な位置を占めるアーティストです。今年、彼の作品の再評価が進む中、彼が設立した龍子記念館において、生誕140年特別展を開催することは、文化的な意義が大きいと考えられています。また、川合玉堂(1873-1957)との友情が、作品を通じてどのように表現されているのかを探る貴重な機会でもあります。

友情の軌跡


展覧会では、玉堂と龍子の交流のエピソードも紹介されます。二人の間には、画風の違いがあったものの、俳句や共通の趣味を介して深い絆が築かれていったことが知られています。特に、龍子が玉堂の住む奥多摩を訪れたエピソードや、玉堂が亡くなる際、龍子が葬儀委員長を務めるなど、両者の絆は作品に限らず、人生においても深いものでした。

展示される作品


数多くの作品が本展で紹介されます。玉堂が明治期に描いた《高嶺残雪》から始まり、昭和初期の《稲田の鶴》、太平洋戦争中の《荒海》、さらには彼の絶筆とされる《雨後》まで、幅広く展示される予定です。

鵜をテーマにした競演


また、玉堂が多くの作品で描いた「鵜飼」と、龍子の《海鵜》も並べて展示され、二人の異なるアプローチが対比されることにより、新たな発見があることでしょう。

大観、玉堂、龍子—三巨匠の物語


さらに、展覧会は横山大観との関連性にも触れ、龍子、玉堂、大観の三つの異なる画風がどのように日本画に影響を与えたかを解説します。この三者の展覧会は、1952年から1957年にかけて続きました。

開催情報


  • - 会期: 2025年10月11日(土)~2025年11月9日(日)
  • - 開館時間: 9:00~16:30 (入館は16:00まで)
  • - 休館日: 月曜日(祝日は開館し、その翌日に休館)
  • - 入館料: 一般800円、中学生以下400円(特定の条件に該当する方は無料)

この特別展は、川端龍子と川合玉堂を新たに知る貴重なチャンスです。ぜひ、多くの方々に足を運んでいただきたいと思います。


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会社情報

会社名
公益財団法人大田区文化振興協会
住所
東京都大田区下丸子3-1-3大田区民プラザB1
電話番号

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