忍野八海が発信!観光地の防災力向上に向けた取り組み - 能登半島地震の教訓を活かし、輪島朝市と連携した防災フェアを開催 -
山梨県忍野村は、富士山の伏流水が湧き出す「忍野八海」という景観美で知られ、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光地です。しかし、その一方で、南海トラフ地震や富士山噴火といった大規模災害のリスクも孕んでいます。近年、異常気象による災害も増加しており、観光客の安全確保は喫緊の課題となっています。
こうした状況を受け、忍野村では、2024年7月27日・28日に、能登半島地震で被災した輪島朝市の方々を招いた「出張輪島朝市in忍野村防災フェア」を開催します。このイベントは、観光地が抱える防災問題について地域住民の意識を高め、災害に強いまちづくりを目指す取り組みの一環です。
輪島朝市との連携で被災地の復興支援と防災意識向上を促進
今回の防災フェアでは、能登半島地震で実際に被災された方々を講師に迎え、生々しい被災体験を語り、教訓を共有します。また、輪島朝市の発起人の一人である橋本三奈子氏による「被災からの復興・リーダーシップ論」や、前橋工科大学辛島一樹准教授による「観光地における防災まちづくり」といった講演会も予定されています。
さらに、中学生を対象とした防災に関するワークショップも開催され、将来を担う世代への防災意識の啓発を図ります。輪島朝市で被災された方々から直接話を聞くことで、中学生たちは災害の恐ろしさを肌で感じ、防災への意識を高めることができるでしょう。
出張輪島朝市で被災地の復興支援と地域活性化を促進
イベントでは、輪島朝市を会場に、地元の特産品である干物や加工海産物、伝統工芸品などを販売する「出張輪島朝市」も開催されます。これは、被災地の復興支援と地域活性化を目的としたもので、輪島朝市が抱える経済的な課題解決にも貢献します。
忍野 spark team は、輪島朝市の経済的な負担を軽減するため、事前に干物を一括購入し、地元住民に販売することで、資金面を支援します。また、ボランティア派遣も計画しており、輪島朝市組合は、少人数での運営が可能となり、負担を軽減しながら経済活動を続けることができます。
観光地が抱える防災問題への意識向上と地域連携による持続可能な復興支援
忍野村は、今回の防災フェアを通じて、観光地としての防災意識向上を図ると同時に、輪島市との連携を深め、継続的な復興支援を強化していくことを目指しています。
このイベントは、観光地が抱える防災問題に対する意識を高め、地域住民の防災意識向上に貢献するだけでなく、被災地の復興支援と地域活性化にもつながる重要な取り組みです。
イベント概要
出張!輪島朝市in忍野村防災フェア
主催: 忍野 spark team
トークセッション
日時: 2024年7月27日(土)午後4時~午後6時
場所: 忍野生涯学習センター2階集会室
内容: 「被災からの復興・リーダーシップ論」(出張輪島朝市発起人の橋本三奈子さん)、「観光地に於ける防災まちづくり」(前橋工科大学辛島一樹准教授)、「防災Q&A」(輪島朝市にて被災された方々)
対象者: 忍野村の中学生、観光事業者など
出張輪島朝市
日時: 2024年7月27日(土)・28日(日)午前9時~午後3時
場所: 忍野八海・向の家駐車場
* 内容: 出張輪島朝市特製炙り焼き干物の販売、加工海産物・輪島伝統工芸品の販売
問い合わせ先
忍野 spark team 事務局
電話: 090-2659-6942(担当大森)
メールアドレス:
[email protected]