次世代型太陽電池実験
2025-11-04 12:33:30

最先端太陽電池を使用した路線バスの燃費改善実験がスタート

燃費改善に向けた次世代型太陽電池の実証実験



2023年11月1日、株式会社PXP(以下、PXP)と神奈川中央交通株式会社、豊田通商株式会社が共同で、次世代型の太陽電池「カルコパイライト太陽電池」を活用した燃費改善のための実証実験を開始しました。この実験は、神奈川の平塚営業所管内で行われ、路線バスの燃費向上を目的としています。

近年、環境への配慮が重要視されている中で、公共交通機関の燃費改善技術の導入が急務とされています。本実証実験では、神奈川中央交通の5両の路線バスにPXPが開発したカルコパイライト太陽電池を搭載し、途上の空調などの電力を太陽光から供給することでエンジンの負荷を軽減し、燃費の改善効果を検証します。実証期間は約5か月間で、2026年3月26日まで続けられ、その結果をもとに次世代型太陽電池のバスへの導入可能性が評価されます。

カルコパイライト太陽電池の特長



今回実証に使用されるカルコパイライト太陽電池は、同じく次世代型のペロブスカイト太陽電池と並び、高い注目を集めています。軽量で薄型、柔軟性もあり、振動や衝撃に対する耐久性が非常に優れています。これにより、車両の屋根に容易に搭載でき、長期間にわたって安定した性能を維持することができます。

この実証実験は、神奈川県の次世代型太陽電池の普及促進を目的とした「次世代型太陽電池普及促進事業費補助金」を活用して行われます。これにより、地域の脱炭素化に貢献しつつ、次世代型太陽電池の普及にも寄与することが期待されています。

実証実験の概要


  • - 実施期間: 2023年11月1日~2026年3月26日
  • - 目的: 太陽光発電を用いた燃費改善効果の確認と次世代型太陽電池の普及促進
  • - 対象車両: 神奈川中央交通の路線バス5両
  • - 搭載機器: PXP製カルコパイライト太陽電池
  • - 実施場所: 平塚営業所管内の路線(平塚市、茅ヶ崎市、厚木市、伊勢原市、大磯町、二宮町、寒川町)

各社の役割


  • - 神奈川中央交通: 実験対象となる車両の提供および運行データの収集に協力
  • - 豊田通商: 実証実験の企画・運営支援、技術評価および普及可能性の検討
  • - PXP: カルコパイライト太陽電池の提供および技術サポート

各社の情報


  • - 神奈川中央交通株式会社
所在地: 神奈川県平塚市八重咲町6-18
設立: 1921年6月5日
代表者: 今井 雅之
事業内容: 旅客自動車事業、不動産事業、ホテル事業
HP

  • - 豊田通商株式会社
所在地: 愛知県名古屋市中村区名駅4-9-8
設立: 1948年7月1日
代表者: 今井 斗志光
事業内容: 各種物品の取引、建設工事請負、保険代理店業など
HP

  • - 株式会社PXP
所在地: 神奈川県相模原市中央区東淵野辺4-26-9
設立: 2020年7月4日
代表者: 栗谷川 悟
事業内容: 次世代光電変換素子の研究開発・製造販売
HP

この取り組みにより、神奈川県内の公共交通機関が持続可能なエネルギーを活用した未来を切り開くことが期待されています。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社PXP
住所
神奈川県相模原市中央区東淵野辺4-26-9
電話番号

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。