東京大学准教授が語る!選ばれる住まいの性能の重要性
日本の住宅業界が直面する課題とその解決策を探るトークセッションが、東京ビッグサイトで開催される。このセミナーは、日本気密測定推進協会が主催し、東京大学大学院の准教授でエコハウス研究の第一人者である前真之氏を招いて行われるもので、彼の技術顧問就任を記念したものでもある。セミナーのタイトルは「本当に必要な性能と、選ばれる住まいの行き先」。
セミナーの概要
開催日時と場所
- - 日時:2025年9月17日(水)10:20~10:50
- - 場所:東京ビッグサイト 南3・4ホール R-5会場
(リフォーム産業フェア2025内)
このイベントは住宅の快適な環境を考える事業者を対象としており、参加者は最新の技術や知識を得るチャンスを持つ。興味のある方は、指定のURLやQRコードを通じて申し込むことができる。
セミナーの背景
日本の新築着工棟数が減少しつつある中、住宅業界は変革の時を迎えている。選ばれる住まいとは、単に数値(Ua値やBEI)だけで測れるものではない。これからの建築業者に求められる視点や、真の住宅性能について考えることが求められる時代が到来している。このセミナーでは、前氏と日本気密測定推進協会の代表理事である廣瀬貴志氏との対談を通じて、実際に住宅性能を高めるために何が求められるのかを深く掘り下げていく。
前真之氏の考え方
前氏は、住宅性能の確保は単に数字を整えることでは終わらないと強調する。実際に住む人が、冬でも夏でも快適に過ごせ、光熱費も安心して支払えるような住宅を作り出すことが重要だと述べている。
「本当に求められる性能とは、お施主さんが快適に暮らすことができ、建物が長持ちすることです。具体的な課題について、共に考え、議論していきたいと思います。」
日本気密測定推進協会の使命
協会は2021年に設立され、住宅の気密性能の向上に寄与することを目的として、多くの活動を行ってきた。だが、さらなる活動の発展のためには、アカデミックな知識の援助が不可欠であった。そこで、前氏の参画を得ることになったのだ。
この協会は「地域の住環境を改善していく」という強い想いを持ち、人々が良い住宅に住むことができるように努力している。気密性はその中で重要な要素の一つであるが、現時点では日本では統一された測定方法が確立されていないという現状がある。そのため、協会は気密測定が正しい方法で行われることを目指して活動を続けている。
お問い合わせ先
日本気密測定推進協会
担当:平林 篤
電話番号:076-436-0231
ファックス:076-436-0254
メールアドレス:
[email protected]
このセミナーを通じて、新たな住宅の形を考え、より良い住環境を築いていくための一歩を踏み出すきっかけにしてほしい。参加者の皆様にとって、未来の家づくりを語る重要な時間となることを期待している。