日本のスペースシェアサービスのパイオニア「軒先」、台湾の駐車場ベンチャーUSPACE社と手を組み、事業拡大へ
日本のスペースシェアサービスのパイオニアである軒先株式会社は、台湾の駐車場ベンチャーUSPACE社へ株式譲渡を行い、2024年7月4日付けで同社の100%子会社となりました。この提携により、軒先はUSPACEのリソースと技術力を活用し、駐車場業界における技術革新を加速するとともに、さらなる事業拡大とサービス向上を目指します。
軒先は2008年の創業以来、個人や企業が空きスペースを簡単にシェアできるプラットフォームを提供してきました。駐車場、ポップアップスペース、飲食店など、多岐にわたるスペースを利用者に提供し、多くのユーザーにご愛顧いただいております。なかでも駐車場シェアリングの「軒先パーキング」では、花火大会や大規模イベント時などの駐車場不足や渋滞、違法駐車を軽減し、地域の課題解決につながるサービスとして数多くの自治体に導入実績があります。
一方、USPACEは2016年の台湾での創業以来、毎年3~5倍以上の成長率で急速に拡大し、現在は会員数(2024年6月 時点)約70万人、駐車スペース約6.5万か所、駐車場数1,000か所に及ぶ規模を誇っています。今回の提携により、両社のシナジーを最大限に活かし、日本およびアジア地域全体でのサービス展開を強化してまいります。
軒先株式会社代表取締役西浦明子のコメント
「弊社は2008年、まだシェアリングエコノミーという概念が日本に存在しない黎明期から一貫してこの領域に携わってきました。創業から10年以上経ち、シェアする文化やライフスタイルが徐々に浸透しはじめ、今や成長期に移行しつつあります。今回の提携により、更なる価値を提供できることを大変嬉しく思います。USPACEの技術力と私たちのサービスの融合により、新たなビジネスチャンスが広がり、日本のシェアリングサービスが一層発展し盛り上がることを期待しています。」
USPACE社CEO宋捷仁のコメント
「今回のパートナーシップは、収益と市場シェアを単純に統合するだけでなく、駐車場市場における未来の可能性とモビリティサービスの重要な戦略的な展開でもあります。
当社が日本市場での展開を優先する理由、および今が適切なタイミングであると考える理由は、市場規模が台湾の40倍であり、駐車場DXが遅れている点、そして日本政府がDXを推進している点です。
USPACEが開発した、車型、車種、ブランドを識別できる「AIナンバープレート認識技術」と「スマートフロアロック」は、日本におけるスマートパーキングモデルを変革すると考えています。今後も当社のさまざまな先端技術を導入することで、人件費が高い日本において、より良いソリューションを提供し、モバイルサービスのDXを加速させることを確信しています。」
軒先株式会社の概要
社名:軒先株式会社
所在地:東京都港区赤坂8-4-14青山タワープレイス8F
代表者:代表取締役西浦 明子
URL:https://parking.nokisaki.com/
企業HP:http://www.nokisaki.com/
株式会社ユースペースの概要
社名:株式会社ユースペース
所在地:東京都千代田区九段南3丁目4-5 202ビラ・アペックス市ヶ谷
代表者:代表取締役宋捷仁
* URL:https://japan.uspace.city/