ビッグ・スリープアウト
2019-11-19 14:01:15
東京で行われる世界同日開催の体験型イベント「ザ・ワールズ・ビッグ・スリープアウト」
東京での特別な夜、感覚を共有するイベント
2019年12月7日、東京・築地本願寺で「ザ・ワールズ・ビッグ・スリープアウト」(WBSO)が初めて開催されます。このイベントは、世界の50都市で同日に行われ、約5万人が実際に街の外で一夜を過ごします。目的は、家を持たない人々の厳しい現状や、日常的な寒さ、孤独感を共有し、彼らに対する理解と支援の輪を広げることです。
イベントの背景と趣旨
WBSOは、スコットランドのNPO「Social Bite」が発起となり確立されたイベントです。これに賛同する著名人たち、例えばウィル・スミスやヘレン・ミレン、コールドプレイのクリス・マーティンなどが参加し、世界で共通する問題に対する意識を高めています。目指すは、なんと5,000万ドル(約55億円)の寄付で、さまざまな支援活動に役立てられます。
日本での初開催
東京での開催が決まった背景には、「ハウジングファースト」という支援アプローチがあります。この理念に基づき、人々が安全で安心できる住まいを手に入れることを最優先に考え、地域社会での連携を強化していくことが重要視されています。参加者は、実際に寒空の下で過ごすことで、ホームレスや難民が日々直面している困難を理解し、共感を深めることが期待されています。
プログラム内容
当日、会場では声優・歌手の椎名へきるさんがサポーターとして、ベッドタイムストーリーの朗読を行います。また、ハウジングファースト東京プロジェクトのパートナーが用意したスペシャルメニューや、屋台で販売される甘酒や焼き芋などもイベントの見どころです。さらに、「ホームレスネスを知る、考える」をテーマにしたトークイベントも企画されています。
また、参加者は屋外で過ごした体験をSNSで発信する「チャレンジ!スリープアウト」も行います。自宅の庭などで過ごし、その感想をハッシュタグを付けてシェアすることで、より広い共感を生み出すことを狙っています。
参加方法
WBSOに参加するには、事前の申し込みが必要です。参加費は3,000円で、希望者には任意で追加の寄付も受け付けています。募集は日本の医療団の公式サイトから行っており、参加者には後日、椎名へきるさんのサイン入りの参加証書が送付されます。リモート参加も可能で、参加費は1,500円となります。
終わりに
このようなイベントは、ただの参加を越えて、心を通わせる大切な機会です。冬の寒空の下、共に課題を考え、行動に移しましょう。皆さんの参加をお待ちしています!
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人メドゥサン・デュ・モンドジャポン
- 住所
- 東京都港区東麻布2-6-10麻布善波ビル2F
- 電話番号
-
03-3585-6436