『長電話』復刊
2024-07-05 10:51:02

坂本龍一氏の意思を受け継ぐ『長電話』復刊!高橋悠治との伝説的対談が再び

昨年3月28日に71歳で亡くなった坂本龍一氏の意思を継ぐ形で設立された一般社団法人坂本図書。その理念に賛同し、同団体による出版・販売などの活動をサポートしている株式会社バリューブックスは、坂本龍一氏の著作を復刊する活動を続けている。

昨年発売された書籍『坂本図書』に続き、第二弾として、バリューブックス・パブリッシングより、『長電話』を復刊。予約受付を開始した。

『長電話』は、1984年に坂本龍一主宰の出版社《本本堂》から最初に出版された、作曲家・ピアニストの高橋悠治と坂本龍一の対話を収録した一冊である。長電話で語られる内容は音楽や芸術の枠を超え、多岐に渡り、二人の軽妙な会話から飛び出す言葉の数々は大きな示唆に富んだものだった。事実、この本は“長電話“という手法も含め、多くのアーティストに影響を与え、絶版である今では幻の名著と呼ばれるに至っている。

「遠い島の宿の離れた部屋に閉じ込められて、声だけが聞こえてくる。こんな本はもう作れないし、話す相手ももういない。」ー高橋悠治

今回の復刊では、予約特典として、石垣島での『長電話』制作時の貴重な写真と、『長電話』復刊版オリジナルステッカーが付属する。同時に、その予約・販売に伴う書店利益分は「一般社団法人坂本図書」に還元される。

バリューブックスは、「坂本図書」をサポートしている。

「坂本図書」は、あるひとの心を動かした「本」という文化資本を共有するための事業として、2017年より、坂本龍一が進めていた構想を引き継ぐ形で、2023年から一般社団法人坂本図書が運営している。バリューブックスは、一般社団法人の理念に賛同し、同団体による本にまつわる出版・販売をサポートしている。一般社団法人坂本図書が刊行する書籍の出版や、この都内某所の図書スペース「坂本図書」が行う古書その他の物販の流通などを担っている。

また今回の復刊では、『長電話』のバリューブックスのウェブサイトにおける予約・販売に伴う書店としての利益分を、一般社団法人坂本図書に還元する。

書籍情報は下記の通り。

書名 『長電話』
ISBN 978-4-910865-08-9
著者 高橋悠治、坂本龍一
デザイン 日本デザインセンター 色部デザイン研究所
発行 一般社団法人坂本図書
発売 バリューブックス・パブリッシング
発売日 2024年8月30日(金)
価格 3,080円(税込)
頁数 225ページ
判型 四六判

バリューブックスは、本書を販売してくださる書店さまとの連携にも積極的に取り組んでおり、フェアやイベントの開催なども検討している。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 長野県 上田市 坂本龍一 長電話 高橋悠治

Wiki3: 長野県 上田市 坂本龍一 長電話 高橋悠治

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。