宇宙探査の新たな一歩
2026年2月、和歌山県串本町から打ち上げ予定の超小型衛星「TATARA-1R」に宇宙望遠鏡が搭載されることが決まりました。これには株式会社清原光学、株式会社クリスタル光学、黒崎播磨株式会社、株式会社戸畑製作所、テラスペース株式会社の五社が協力して開発を進めてきた成果が表れています。このプロジェクトは、最新技術を駆使した宇宙探査を目指し、各社がそれぞれの専門分野の強みを融合させたものです。
プロジェクトの目的と背景
「TATARA-1R」プロジェクトは、テラスペースの「ホステッドペイロードサービス」を通じた実証実験が目的とされています。主幹事である清原光学が中心となり、共同で宇宙望遠鏡の開発を進めてきました。過酷な宇宙環境での各社の独自素材の適用を検証し、将来の人工衛星や成層圏通信プラットフォームの可能性を探ります。
宇宙望遠鏡の仕様と技術
この宇宙望遠鏡は、清原光学とクリスタル光学が培ってきたオールアルミニウム製モデルを基に構築されています。特に、黒崎播磨が提供する低熱膨張セラミックス「NEXCERA®」を主鏡と副鏡に採用することで、熱収縮の影響を最小限に抑え、安定した観測を実現。このほか、戸畑製作所の難燃性マグネシウム合金を用いた鏡筒とカメラマウントが軽量で高強度を実現し、全体のバランスを良くしています。さらにテラスペースは、衛星プラットフォームの提供とミッションマネジメントを担当し、全体の計画を推進しています。
打ち上げの概要
「TATARA-1R」の打ち上げ日は2026年2月25日、水曜日。発射地点は新たに整備されたスペースポート紀伊で、搭載されるのはカイロスロケット3号機です。衛星本体が70キロ級であり、民間企業による宇宙開発の一環として注目されています。
宇宙望遠鏡ミッションの意義
この宇宙望遠鏡の打ち上げと成功が、より高精度で低コストの宇宙機ソリューションへ向けた道を開くことでしょう。各社の技術融合は、新たな宇宙産業の発展を促し、世界における日本の宇宙開発としての地位を確立することに寄与すると期待されています。私たちがこのプロジェクトから得られる成果は、次世代の宇宙探査技術や産業の発展に大いに寄与するでしょう。これからの進展が楽しみです。