デクセリアルズがDBJ健康経営格付で最高ランクに認定
デクセリアルズ株式会社が、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)が実施している「DBJ健康経営格付」において、最高ランクを取得したことを発表しました。この格付は企業が従業員の健康を如何に重視し、取り組んでいるかを評価するもので、デクセリアルズにとって初めての認定となります。このことは、同社の健康経営に対する真摯な姿勢が認められた証でもあり、今後の経営戦略にも大きな影響を与えるでしょう。
健康経営の重要性
健康経営は近年、企業にとって競争力を高めるための重要な戦略として位置付けられています。デクセリアルズでは、従業員一人ひとりの健康を企業価値向上の基盤と位置付け、2030年に向けた「健康経営ロードマップ」を策定しています。このロードマップに基づき、自社開発の健康可視化システム「健幸のあしあと」や健康経営冊子を通じて、従業員の健康意識を高め、実践につなげています。
PDCAサイクルによる取り組み
今回の評価では、データに基づくPDCAサイクルが実践されている点も注目されています。健康経営における重要課題を特定し、生活習慣改善実行率を含む数値目標を設定。これをもとにコミュニケーションを活性化させるためのウォーキングイベント「健康チャレンジログ」や全面禁煙の実施、メンタルヘルスケアの推進といった多角的アプローチを展開しています。
人材育成と技術強化の融合
デクセリアルズの新たなパーパス「Empower Evolution.つなごう、テクノロジーの進化を。」に基づき、人的資源の強化に注力しています。各部門の人材像を整理し、ジョブによるキャリアモデルを導入することで、自律的な挑戦や成長を促す環境を整えています。企業が持続的に成長するためには、技術と人材の両方の強化が不可欠であるとデクセリアルズは考えています。
シンジケートローンの活用と未来展望
DBJ健康格付に基づく資金調達を行ったデクセリアルズは、今回取得したシンジケートローンを、鹿沼事業所第2工場の新エリア建設に活用する予定です。これは企業の成長を支える重要な投資であり、さらなる技術革新や新製品開発に結びつくことが期待されます。
今後、デクセリアルズは高度なデジタル・テクノロジーを駆使し、高付加価値な製品やソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献し、企業としての成長と価値の向上に努めていく方針です。これからも企業の健康経営がどのように進化していくのか、注目されるところです。