株式会社aixが、韓国ソウルを拠点とするDelight Room社から戦略的な資金を受けました。この出資は、世界的に人気のアプリ『おこしてME(Alarmy)』に関連しており、両社のアドテックサービスの向上を図ることを目的としています。aixは、日本市場を含む多国籍のアプリパブリッシャーへの展開支援に特化し、Delight Roomとの連携を通じて競争力を強化する計画です。
具体的には、aixは米国のSlopesやフランスのLuniなど、多様な企業に日本市場への展開を支援しています。2023年にはASO分析ツール『ASOindex』をリリースし、2024年には日本市場特化型のゲームアプリ向け広告プラットフォーム『Rocket A』を展開するなど、アプリマーケティングの分野でのダイナミックな成長を果たしています。
aixの代表であるミン・キョンジュンは、この出資を契機に両社の強固な協力関係を築く意義を強調しました。彼は、広告収益化におけるDelight Roomの豊富な知見と、aixの広範なアプリパブリッシャーネットワークを結集し、長期的な成長を実現する意向を示しています。この戦略的提携により、Delight Roomが提供する広告収益化ソリューション『DARO』を導入したクライアント企業の中には、平均で広告収益を2倍以上に伸ばした企業が存在し、その成功事例は彼らの広告運用ノウハウの効果を如実に示しています。
『おこしてME(Alarmy)』は、2012年のリリース以来、累計ダウンロード数が約9,000万件、月間アクティブユーザーが460万人を超え、97ヵ国で1位を獲得しているアプリです。特に「ミッションアラーム」と呼ばれるユニークな機能により、ユーザーはスクワットやウォーキングなどの課題をクリアしない限り目が覚めない仕組みが好評を博しています。Delight Roomは、今後『モーニング・ウェルネス・ソリューション』への進化を目指しており、睡眠体験を全体的にサポートする新たなサービスへの展開を期待しています。さらに、睡眠の質を数値化する指標『MWI(Morning Wellness Index)』の開発も進行中です。
株式会社aixが掲げるゴールは、グローバルなアドテク分野でのさらなる技術的進化と、日本市場における成功を支援することであり、今後も多様な施策を通じて日本及び韓国市場への展開を拡大していく計画です。今後の展開や業界での影響力に注目が集まります。