観光地での人気設備、顔出しパネルの実態
観光地での思い出作りに欠かせない存在となっている顔出しパネル。株式会社NEXERが行った調査によれば、観光地で思わず顔をはめてしまった経験がある人は55.5%に達しています。このようなユニークな設置物が、観光客にどのような影響を与えているのか、一緒に探っていきましょう。
調査概要
この調査は2024年7月22日から29日の期間に全国の男女1000名を対象に実施されました。質問は、顔出しパネルを見た際の行動や感じたことに関するもので、興味深い結果が得られました。
誰もがやってしまう顔出しパネル体験
調査によると、観光地にある顔出しパネルを見て、51.5%の人が写真を撮った経験があることがわかりました。具体的な理由としては、「ユニークなデザインだから」や「思い出になると思ったから」などが挙げられています。意外にも、これを楽しむ人々は多いようで、周囲に人がいない時や友人と一緒の時には特に積極的です。
恥ずかしさの壁
一方で、顔出しパネルに挑戦しない理由には「恥ずかしい」という声が多数。旅行を一人で楽しむ人や、周囲の視線を気にする人も多いことが浮かび上がりました。これまでの調査から、2つの相反する心理が浮き彫りになっています。
顔出しパネルの記憶
興味深いことに、91.9%もの人が顔出しパネルを使って写真を撮ったことがある一方で、他の場面にその写真をシェアしたことはわずか7.6%に過ぎません。この結果から、楽しむことはできても、それをオンラインに共有する意欲はそれほど高くないようです。
印象に残る顔出しパネル
調査参加者に印象に残っている顔出しパネルを聞いたところ、25.6%の人が記憶に残っていると回答しました。中でも特に人気だったのは、北海道の帯広動物園のパネルや、桃太郎をテーマにしたものなど。また、遊園地でのユーモラスな体験や、地元キャラクターのパネルが楽しかったという意見も見受けられました。
まとめ
顔出しパネルは、観光地において訪問者にとっての遊び心をくすぐる存在です。恥ずかしさを感じる人も多い中、記念の一コマとして挑戦することで、楽しい思い出が生まれます。今後の観光地では、スマートフォンの普及に伴い、ますますこのようなユニークな体験が広まることが期待されます。観光地を訪れる際には、ぜひ顔出しパネルをチャンスとして楽しんでみましょう。