Zabbix Japanが新しい協業プログラムを開始
Zabbix Japan LLC(代表:寺島広大)が、監視および通知連携の強化を目的とした新しい協業プログラム「Zabbixインテグレーションプログラム」を発表しました。このプログラムでは、ハードウェアおよびソフトウェアベンダーの参加を広く募り、ITシステムの監視環境の向上を図ります。
Zabbixとは
オープンソースの統合監視ソフトウェアであるZabbixは、業務サーバーやネットワーク機器、アプリケーション、VMwareといった仮想基盤やパブリッククラウドに至るまで、幅広い監視対象に対応しています。ユーザーは、グローバルな機器やサービスに関する設定を「テンプレート」として保存し活用できるため、手間なく監視の設定を行うことが可能です。
Zabbixは標準搭載されたテンプレートを利用して、業務の効率化を促進。また、障害通知を行う際にはWebhookを使用することで、他のアプリケーションやサービスとの連携をスムーズに行えるよう設計されています。これまでもZabbix社は、利用者が監視設定や通知設定を行うための支援に力を入れてきましたが、最近では国内のプロダクトや技術的情報に対するニーズが高まっています。
プログラムの背景
日本国内の企業が多様な監視ニーズを持つ中で、Zabbix Japanはその経験を活かし、ハードウェアおよびソフトウェアベンダーとの協業を強化すべく「Zabbixインテグレーションプログラム」を立ち上げました。このプログラムに参加することで、ベンダーは独自のテンプレートやWebhookを開発し、Zabbix利用者に最適な監視ソリューションを提案できるようになることを目的としています。
プログラムに参加するベンダーにとって、技術面やマーケティング面で多くのメリットが存在します。具体的には、テンプレートやWebhookの作成支援、技術情報の共有、さらには、共同でのイベント参加の機会が提供され、ビジネスの成長に寄与します。マーケティングの観点からも、Zabbix JapanのIntegrationsページでのプロモーションを支援し、参加ベンダーがZabbix認定パートナーとしての活動を展開できる機会を提供します。
参加について
「Zabbixインテグレーションプログラム」への参加を検討しているベンダーへの説明会も実施されます。オンラインで行われるこの説明会は、2025年5月29日(木)10時から11時までの間に開催され、参加申し込みは公式サイトから行えます。
また、Zabbix Japanは2025年6月11日(水)から13日(金)に千葉・幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2025」に出展予定です。ブース内でプログラムの紹介コーナーを設け、参加ベンダーの展示も行います。
プログラム概要
- - 名称:Zabbixインテグレーションプログラム
- - 参加費:無料
- - 加入要件:NDA契約および参加規約への同意
Zabbixはラトビアに本社を持つZabbix LLCの登録商標であり、プログラムに対する参加は無料であるため、企業にとっても取り組みやすい選択肢となっています。Zabbix Japanが提供するこの新プログラムによって、監視の利便性が大きく向上することが期待されています。