マックス株式会社、ラスベガスで「World of Concrete 2025」に出展
マックス株式会社が2025年1月22日から24日の間、世界最大級のコンクリート建設業界展示会「World of Concrete 2025」に初めて出展することが決定しました。この展示会で、充電式鉄筋結束機をはじめとする最新技術を紹介し、建設業界の進化を担います。
展示の目的と背景
1993年に世界初の充電式鉄筋結束機を発売して以来、マックスは製品改良に努め、特に2017年にはツインタイアを発売し、多くの現場で使用されるようになりました。建設業界では労働者の高齢化や人手不足が大きな課題となっている中、自動化やロボット化が進んでいます。経済産業省が発表したデータによると、ロボット産業市場は2020年の2.85兆円から2025年には5.26兆円へと成長すると見込まれています。
そのため、マックスでは自社の鉄筋結束技術を活かし、研究開発を進めています。「World of Concrete 2025」では、自律移動結束ロボット、設備向け結束端末、そして2025年春に北米で発売を予定している「コネクティッド ツインタイア」を展示し、来場者からの反応を未来の製品開発に生かす予定です。
展示ブースの特徴
ブースのキャッチコピーは「REVOLUTIONIZE REBAR TYING〜鉄筋結束の新しい常識を創り続ける〜」。デザインは黒赤の事業カラーを基に、技術や文化が重なり合い、新たな知見を生かして製品を進化させる様を表現しています。
主な展示商品
自律移動結束ロボット
このロボットは鉄筋の床面を結束する作業を自動化します。ロボットは最適なルートを自動生成し、障害物があれば新たなルートを即座に作成する能力を持っています。また、複数台のロボットを群制御で連携させることが可能で、迅速かつ正確に作業をこなします。
設備向け結束端末
ツインタイアの技術を活用したこの端末は、ロボットアームなど様々な機器に適応可能です。鉄筋の位置を自己検出し、最適な設定を自動で調整して結束することができます。これにより、作業の精度が飛躍的に向上します。
コネクティッド ツインタイア
この製品は4G LTE通信とGPS機能を搭載しており、工具の位置と稼働状況をリアルタイムで確認できます。万が一エリア外に持ち出された場合にはセキュリティアラートが発動し、追跡やリモートロックも可能で、不正使用を防止します。
今後の展望
マックスは「世界中の暮らしや仕事をもっと楽に、楽しくする」というビジョンに基づき、高品質な製品を提供し続けることを目指しています。2030年度には海外売上高比率を55%超にするという計画を掲げており、今回の「World of Concrete」はその第一歩となります。
「World of Concrete」とは
「World of Concrete」はコンクリート建設業界の国際見本市であり、最新技術の展示に特化したイベントです。毎年ラスベガスで開催され、業界の最前線を知る貴重なチャンスでもあります。
取材のご案内
取材を希望される方は、公式サイトから事前登録を行い、マックスのブースにお越しください。詳細は
こちら。
会社概要
- - 会社名:マックス株式会社(証券コード:6454)
- - 代表者:代表取締役社長 小川 辰志
- - 所在地:東京都中央区日本橋箱崎町6-6
- - 主要事業:インダストリアル機器、オフィス機器、HCR機器
- - 公式サイト: マックス株式会社