歴史深い祝砲
2026-01-14 09:36:16

元朝吉祥で祝福される丸岡城、歴史深い火縄銃の儀式

元朝吉祥で祝福される丸岡城、歴史深い火縄銃の儀式



2023年1月11日、福井県坂井市に位置する丸岡城の天守のふもとで、元朝吉祥(げんちょうきっしょう)が行われました。この儀式は、江戸時代の丸岡藩が引き継いできた正月行事であり、地元の家内安全や五穀豊穣を願って火縄銃の祝砲が放たれました。

この日、現存する12の天守の一つである丸岡城は、悪天候の中でも多くの人々を惹きつけました。粉雪が舞い散る中、火縄銃を持つ甲冑姿の8人の銃士たちが、城下に響く轟音を恐れず、65発の祝砲を放ったのです。池田禎孝市長や林晃司教育長も参加し、約50人の spectators(見物客)は、その迫力に感動しました。

火縄銃での祝砲は、有馬家が代々守り続けてきた重要な伝統儀式です。丸岡藩は元禄8(1695)年に有馬清純が入城して以降、この慣習が続けられてきました。江戸時代の資料や絵画にもこの儀式の様子が描かれており、2022年には市民団体「丸岡城天守を国宝にする市民の会」がこの伝統を再現する活動を始めました。

この日の儀式は、朝から続く雨風にもかかわらず、午前10時45分に丸岡町の天守前公園にて勇壮に行われました。「有馬家鉄砲隊」と称するメンバー14人は、太鼓とほら貝の音色と共に入場しました。池田市長は、「丸岡城ゆかりの元朝吉祥に則り、今年も良い年になるように」との挨拶を行い、儀式が開幕しました。

次に火縄銃を持った8人が待機し、陣羽織を身にまとった隊長の西浦進さん(76)の号令のもと、火縄銃の発砲が始まりました。立ち撃ち、腰撃ち、狭間撃ちなどの技術が見られ、見物客の声援が飛ぶ中、5530の火薬を使用した轟音と共に空砲が放たれました。火花が上がり、白煙が周囲に漂う光景は、まさに圧巻だったと言えます。観衆は、その迫力に驚き、時折漏れる感嘆の声が響いていました。

「悪天候の中でも良い演武ができた」と振り返った西浦隊長は、この火縄銃の演武が丸岡城の文化を伝える重要な役割を果たしていると強調しました。坂井市は、丸岡城国宝化推進室を設け、地域の歴史や文化を次世代に伝える活動に取り組んでおり、この元朝吉祥もその一環です。

この伝統的な儀式を通じて、西浦さんは丸岡城を世界に発信することの重要性を唱え、「今年の元朝吉祥が地元の安寧や、個人の目標達成の願いにつながることを祈願したい」と締めくくりました。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
坂井市役所
住所
福井県坂井市坂井町下新庄1-1
電話番号
0776-66-1500

関連リンク

サードペディア百科事典: 福井県 坂井市 丸岡城 火縄銃 元朝吉祥

Wiki3: 福井県 坂井市 丸岡城 火縄銃 元朝吉祥

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。