蒲田の新たな魅力、クラフトビール「包」の誕生
東京の蒲田から、まろやかな味わいを持つクラフトビール「包(ほう)」が新たに販売開始されました。このビールは、株式会社羽田麦酒が東京工科大学のデザイン学部と協力して開発したもので、特徴的なのはそのコンセプトです。それは、蒲田の多文化共生を象徴する「包容力」をテーマに掲げています。
「包」の開発背景
蒲田は多国籍料理店や昔ながらの銭湯が共存する多様性豊かな街。学生たちはこの街をリサーチし、国籍や世代を超えて人々が温かく受け入れ合う様子から「包容力」というテーマを発見しました。彼らは商品のコンセプト作りを通じて、多様な人々の価値観や文化を表現できるクラフトビールを目指しました。
「包」の製品化は、企画からデザイン、そして味作りまで、約3ヶ月にわたる試行錯誤の結果実現されました。学生たちは数多くのディスカッションを重ね、蒲田愛を込めた一品を生み出しました。
ビールの特徴
「包」は上面発酵製法を用いた琥珀色のアンバーエールです。麦芽の自然な甘みをベースに、鰹節や昆布、椎茸から抽出した出汁の風味が加わり、特有のまろやかさを実現。苦味を優しく包み込むような深い味わいが特徴です。さらに、飲む温度に応じた香りの変化も楽しめ、美味しさが増す工夫が施されています。炭酸は中程度で、細かな泡が心地よい飲み心地を提供します。
パッケージデザイン
パッケージには丸みを帯びた「包」のロゴがあしらわれ、多様な文化が調和する蒲田のイメージがグラデーションで表現されています。このビールは見た目にも楽しませてくれるこだわりのデザインとなっています。
購入方法
「包」の発売日は9月24日(水)から。数量限定での販売となりますので、お早めに! 公式オンラインショップや都内のレストランで手に入れることができます。例えば、
HANEDA BREWERY ONLINE SHOPや、brew lounge 市ケ谷で味わえるのもおすすめです。
開発チームの声
開発を手がけた学生チームのコメントでは、「蒲田に息づく包容力をテーマに、クラフトビールが出来上がりました。この取り組みを通じて街へ愛着が深まり、デザインや味作りの楽しさも学びました」と語っています。彼らは自身のデザインが商品化されるという貴重な経験を通じ、蒲田の魅力を広めていくことを願っています。
企業について
株式会社羽田麦酒は、2014年に設立されたブルワリーで、飲食店向けのOEM供給を中心にビールの製造を行っています。オリジナルクラフトビールだけでなく、2020年にはクラフトジンの製造も始め、今後も新しい商品を続々と提供していく予定です。
お問い合わせ
蒲田の温もりと包容力を感じながら、「包」を一杯楽しんでみてはいかがでしょうか。