エレコムがコートジボワールでの健康管理を支援
エレコム株式会社は、コートジボワールにおける妊産婦の健康管理及び新生児蘇生教育の向上を目的に、100台の血圧計と新生児蘇生トレーニングデバイス「Saving baby」を寄贈しました。この寄贈式は、2026年7月16日(木)に駐日コートジボワール大使館で行われました。
寄贈の背景
寄贈された器具は、認定NPO法人コートジボワール日本交流協会を通じて現地に提供されます。寄贈の目的は、コートジボワールにおける安全な母子の健康を確保することです。コートジボワールでは、脳卒中や心筋梗塞リスクが高い妊産婦が多く、妊娠高血圧症候群への注意が必要です。そのため、エレコムの血圧計の導入が、妊産婦の健康管理には欠かせないとされています。
コートジボワールの医療環境
コートジボワールの医療環境は西アフリカの周辺国と比較して充実しているものの、過去の政情不安により専門医が国外へ流出したため、医療水準は依然として課題が残ります。
医師は約4,000人で、日本の人口比に対する医師数はわずか12分の1です。アビジャンを中心とした政治・経済の中心地では一般的な医療サービスは提供されていますが、輸血血液が常に不足しているため、高度な医療を受けるには国外への移送が必要な状況です。
妊産婦や乳幼児の死亡率も高いことが指摘されています。一次医療施設の利用率が低く、基礎的な産前・産後ケアが不足している現状があり、安全な出産環境の整備が求められています。
エレコムのビジョン
エレコムのヘルスケア事業部では、「届いていないところに届ける」というビジョンを掲げています。この寄贈は、世界中の妊婦が安心して出産を迎えられる環境への支援の一環と位置付けられています。サコ・ランシネ氏との連携により、コートジボワールの医療環境への理解を深め、地域医療の課題解決に微力ながら貢献することを目指しています。
参加者のコメント
寄贈式には、駐日コートジボワール共和国の臨時代理大使であるレブリー・プリーバ氏が出席し、日本企業の社会的責任を強調しました。エレコムの寄贈が、コートジボワールの困窮した人々の健康改善に貢献することに期待が寄せられています。
葉田取締役執行役員 医師は、「Saving baby」は新生児の死亡を防ぐための教育用デバイスであり、現地医療従事者のスキル向上に役立つと述べています。寄贈により、妊産婦と新生児の命を守る取り組みが進むことを希望しています。
企業情報
エレコム株式会社は1986年に設立され、IT周辺機器の開発・製造・販売を行っています。近年ではヘルスケアやゲーミング、調理家電など多岐にわたる分野に進出し、より良い社会づくりに貢献しています。エレコムは、「Better being」をパーパスとして、持続可能な社会の実現に向けた活動を今後も続けていく方針です。
まとめ
このような寄贈を通じて、エレコムはコートジボワールの母子保健の向上に寄与し、両国の友好関係を強化することに期待が寄せられています。寄贈された器具が、地域の医療環境を改善し、多くの命を救う手助けとなることを願っています。