人手不足時代の事故防止セミナー開催報告
2025年8月26日、船井総研ロジ株式会社はオンラインで「人手不足時代の最先端事故防止セミナー」を開催しました。このセミナーは、運送会社や物流企業の経営者を対象にしたもので、参加者の関心は非常に高く、多くの方が自社の安全対策に頭を悩ませていることが伺えます。
参加者の声と目的
参加者たちは次のような悩みを抱えていました。
- - 事故が減らないための対策が見つからない
- - 管理者が指導しているのに効果が出ない
- - 安全担当者の育成が進まない
- - 事故原因分析や対策立案のスキルを高めたい
- - 限られた時間で効果的な安全教育を行いたい
- - 未経験者や若手ドライバーの事故を防ぎたい
このような悩みを解決するために、本セミナーは様々な最新の知見を提供しました。
セミナー内容の概要
セミナーでは、以下の3つの主要なテーマが取り上げられました。
1. AIドライブレコーダーを利用した事故防止
AIドライブレコーダーを活用した事故防止の方法を紹介しました。リアルタイムで危険シーンを共有したり、AIスコアリングを行うことで、運転手の自発的な改善を促す手法が説明されました。これにより、事故後の対策に重きを置くのではなく、事前に事故を回避する運転管理が実現します。
2. 事故ゼロの企業の成功事例
事故を全く起こさない運送会社の取り組み事例も共有されました。安全ミーティングの運営方法や、事故事例に対する行動記録の付け方、ドライバーとの効果的なコミュニケーション方法が具体的に紹介され、実績を上げている企業の生の声を聞くことができました。
3. 事故を減らすための仕組みづくり
事故を減少させるためには、ヒヤリハット(危険を感じた瞬間)での指導が必要だとされ、そのためにどのような組織を作り、管理者がどのように役割を果たすべきなのかが詳しく解説されました。
業界の現状と将来
運送業界では、2024年4月以降に施行される労働時間の上限規制により生産性の向上が求められています。これに伴い、事故による損失は経営に大きな悪影響を与える可能性があります。また、ドライバー不足が深刻化する中で、事故によってドライバーが退職することは、採用コストの増大や企業の評判低下を引き起こしかねません。
近年、事故や危険運転がSNSで拡散されるケースも増えており、企業にとって信用を失う大きな要因となっています。そのため、効果的で高いシステムを構築し、リスクを最小限に抑える重要性が増しています。
開催概要
- - 日時: 2025年8月26日(火)13:00~14:00
- - 場所: オンライン(Zoom)
- - 参加料金: 無料(運送会社・物流会社の経営者対象)
最新のセミナー情報は
こちらから確認できます。今後も事故防止に向けた取り組みを続けていくため、多くの経営者が積極的に情報を収集し、実践に繋げることが求められます。
会社概要
船井総研ロジ株式会社は、「物流の先進モデル企業を創る」というミッションのもと、中堅・中小物流企業向けの現場密着型コンサルティングを手掛けています。企業の業績向上に向けた支援を行い、全国から集まる経営者のプラットフォームも運営しています。具体的な支援内容や最新情報は、船井総研ロジの公式ウェブサイトを通じて確認できます。